明日12月7日の13時45分ごろから登壇予定(持ち時間45分間)です。
12月7日(木曜日)10時~ 本会議 一般質問1日目 ライブ中継のページ
【通告内容】 質問方式:分割方式
1 県庁舎建替えと県職員の意識や意見について ~働き方改革は知事一人の価値基準で決めるものではない~ (1)県庁建て替えなしを前提とした4割出勤の正式決定によるモチベーションの低下や離職者増の懸念、現場重視の齋藤知事ならば現場で働く職員の声を聞くべきでは
(2)職員の声をデータで。モデルオフィスでの職員アンケートの在宅勤務の週あたり希望日数について
(3)「神戸市の職員はなるべく在宅勤務をしてほしくない」神戸市長発言の背景にある職員としての一体性の確保の必要性について
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2 旧兵庫みどり公社の民間金融機関からの借入について (1)不適切な民間金融機関の借入スキームを依頼した経緯と県側担当者の参考人招致について
(2)当該契約が不適切かつ無効である理由 ア. 地方財政健全化法では、第三セクター等への損失補償について、5つの債務区分に分類するよう定めているが、2014年時点で旧兵庫みどり公社は県の実質負担債務が90%以上という最も経営状況の悪い「Eランク」と位置づけられており、県債管理基金条例で規定する「知事が認める最も確実かつ有利な方法」の運用先ではなかったことは明らか
[参考] 第三セクター等の損失補償債務等に係る将来負担額の算定基準(総務省) https://www.soumu.go.jp/main_content/000771003.pdf 将来負担比率制度導入初年度の2007年度の旧兵庫みどり公社の債務区分はDランク。2008年度以降、現在までEランク(2023月12月4日竹内照会・回答) 旧兵庫みどり公社の将来負担額(2007年度決算・将来負担比率制度導入時・Dランク) ※県の元本損失補償あり借入額のみ計算 https://www.takesan110.com/20231207/1.pdf ひょうご農林機構(旧兵庫みどり公社)の将来負担額(2022年度決算・Eランク) ※県の元本損失補償あり借入額のみ計算 https://www.takesan110.com/20231207/9.pdf
イ. 国債は既に市場で売却されており、ないものをあるようにみせて法が定める財政指標を実態よりよく見せており、不適切であること ※国債(現物資産)としてはないものの寄託債権があると主張するのは二枚舌(複式簿記)。県債管理基金に集約された他の基金の資産や預託金(土地開発公社・住宅供給公社)は借入れたものだが、基金額に参入して財政指標を計算しており(単式簿記・現金主義)、同じ基金の資産を違う会計方式(複式・単式)を都合よく評価し、資産を多く見せている。こうした恣意的かつ意図的な解釈で財政指標を高くみせ続けてきたことは、県民を欺くもので極めて悪質なものといえる。
[参考] 第1回分収造林事業のあり方検討委員会財務部会(2023年11月30日)資料抜粋 https://web.pref.hyogo.lg.jp/nk14/rinmu/documents/dai1kaizaimubukaisiryou.pdf
ウ. 議会の議決証明が必要な契約内容だが、議会では国債の寄託を議決していないこと [参考] 国債を消費寄託した県と三井住友銀行の「有価証券特約付消費寄託契約書」(抜粋) ※守秘義務条項解除後、請求開示
兵庫県と三井住友銀行との消費寄託契約等の概要(2015年3月・契約決裁書抜粋) https://www.takesan110.com/20231207/8.pdf (3)議会や県民に隠したままこうした契約が締結されているが、総務省は把握していたのか 2007年12月23日付朝日新聞。この時点で既に兵庫は540億円の負債。森林資産は当時も今もゼロである。
[参考] 消費寄託契約の翌2015年の決算審査において、兵庫みどり公社への貸付が変更された内容等についての竹内照会と結果(2015年10月27日照会・回答) ※消費寄託契約については一切説明せず(隠している)
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3 兵庫県森林組合連合会(以下、県森連)への貸付金9億円について (1)2019年度の貸付時に前年度の4億円から一気に7億円に増額されているが当初計画にない増額であり、県森連側から働きかけがあった結果と聞いているがどのようなものか
[参考] 「県が予算増額を検討中」「2018年度中の運転資金が不足する状況に陥る」等の記載。『be材供給センター経営改善計画』(2018年12月 県森連) ※県財政当局の2019年度予算査定資料として農林水産部が提出 https://www.takesan110.com/20231207/5.pdf
(3)財政当局は毎年度、貸付金の予算査定を行っているが、その時にも報告を受けていないのか、また財務諸表をみれば資金不足は容易に想像できるがオーバーナイトに気づかなかったのか (4)知事が財政当局も知らなかったオーバーナイト融資があることを把握したのは包括外部監査の説明を受けた2022年3月11日と聞いているが、4月1日の9億円の貸付を中止するよう知事が指示しなかったのはなぜか
[参考] (1)(2)(3)(4)関連資料(照会分) https://www.takesan110.com/20231207/7.pdf
2022年度「森林組合機能強化資金貸付決定通知書」(兵庫県森林組合連合会) 9億円 ※齋藤知事名・谷代表理事会長宛 同「貸付要綱」「借入申請書」「事業計画書」 ※資金不足から県の資金は数日後のオーバーナイト融資の返済に大半が充当されているとみられ、事業計画通りの充当は不可能だと容易にわかる。当該計画を適正として貸し付けるのはあり得ない。 https://www.takesan110.com/20231207/6.pdf
(5)農林水産部は県の貸付金がほぼそのまま農林中金のオーバーナイト融資の返済に充当され、県森連の経営が自転車操業になっていたことを把握しながら、単年度融資を増額、継続し、結果として9億円が収入未済となっていることの責任をどう考えるか
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(6)9億円の貸付の決裁権者が知事ではなく次長級という規程の見直しについて
※決算書・予算書のEXCELデータでの提供について(意見)
[参考]バイオマス発電事業主起案者関連資料
兵庫県(朝来市)における木質バイオマス発電事業を契機とした林業活性化の取組(一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会)