神戸の県庁。県議会建設常任委員会の閉会中審査。

資料一覧


まず土木部。先の県道路公社の汚職事件で道路公社職員の容疑者が起訴されたことについてS土木部長から謝罪報告。


その後、12月定例会の提出予定議案、公募型一般競争入札による工事請負契約締結結果、道路管理瑕疵事故に係る和解及び損害賠償の額を定めることの委任専決処分について報告。

上記リンク資料の中に下記の資料を見つけた。

本日冒頭の、起訴された元取締役が役員を務めていた企業との契約案件である。事件の関係先が契約した等の説明はない。私が資料チェックをして見つけただけだ。まさか同じ名前の企業が同市内にあるのかも知れないと事前に調べたが、同じであることがわかったので取り上げる。

9月21日が上記の契約日で、9月30日が取締役の逮捕日。報道は10月1日。また、起訴事案は県ではなく兵庫県道路公社の契約。法的に契約解除が困難ということだが、先方から辞退するといった申し出や、こちらからその意志がないのか尋ねるくらいはあってもいい。県民感情として当然問うべき問題、少なくとも表に出すべき問題だと思い取り上げる。

答弁ではいずれもなかったという話。何度か質疑を繰り返したが、議会議決の必要な5億円以上の契約で今日採決する議案ではない。咀嚼する必要があると引き取る。

委員会終了後、他の委員から色んな声があがっていた。委員会の場で言うべきでは…。

当局側も聞かれたときの準備はしていただろうが聞かれなくば敢えて説明する選択肢はとらなかった。私が資料のチェックを怠っていれば何もなかったように県民も誰も気づかないままだったかもしれない。

議会不要論をいう人も増えてきたが、結果はともかく議案のチェックや加えて県民感情を代弁していくことの大切さを改めて認識。

その後、まちづくり部。12月定例会提出予定議案、公募型一般競争入札による工事請負契約締結結果の報告。

さらに住宅政策課、建築指導課の所管事務調査。

上記の三世代同居誘導型自宅改修補助金について確認質問。導入時の話はよく覚えている。富山県のように三世代同居率が高い県で、女性の就業率や子どもの成績が高いことはよく知っている。色んな意味で三世代同居の家族にプラス面が多いことはよく理解、指摘した上で取り上げる。

制度の始まった2021年度の採択が0件、2022年度も0件、今2023年度上期に1件初めて補助が行われたという。県が制度導入を県下の市町に呼びかけたが、今年度までに3市町だけしか事業主体にならず、しかも現段階では実績1件。現在、相談が1件あるというが…。

500万人を超える兵庫県で3年弱で1件の実績しかない事業。これからも実施市町を増やして広報していくという方針のような話も出ていて驚く。

ここまで少ないと、担当部局が続ける意思を持っているかどうかとかより、逆に県の予算査定のほうが心配になる。件数や実績をみれば県民ニーズと合っているかなんてすぐ検証できる。知事が代わって査定時間自体が大きく減ったと聞くが、時間はともかく中身の話だろう…。

ここは自らやってみせないと変わらない組織。従来の組織に任せていたらこのまま。企業庁や旧みどり公社の問題も同じ。職員側から着手しようなんて案件であるはずがない。ボトムアップは自ら機能するシステムではない。橋本禅巌さんがご存命ならあの話を聞きたい。

このほか太陽光条例改正による規制強化、森土規制法改正による住民の安全確保についても質問。
その後、様々な案件に対応。議会控室のパソコンが不調。というよりスマホを使った方が仕事になるという信じられない通信速度や機能。これで常勤の人は仕事をしているのだろうか…。

委員会散会後も控室に様々な来客など。県警本部の担当者やY調査官、Kさんらと話す。

その後、督促を受けた議会高校生アンケートに回答。私の子どものような世代の発想に基づく項目。時代は常に変化している。私が高校生のときと比べるとか意味もないし詮無きこと。

その後、姫路へ戻る。夜、子どもの習い事の送り迎えなど。

その後、知人夫妻の店舗。おられたお客さんから握手を求められる。私の顔をたまにみられているとは思ってはいたが(笑)。ありがたいことである。

昼食は県庁近く鯉川筋上がったところにあるサムウェルズで同僚らと意見交換など。