昨日の決算特の終了後から結構多くの方から連絡をもらった。最も多かった内容はなんか私が引退するように聞こえた、というもの…。そう聞こえたんだ。これらはまた改めて記したい。


朝一、神戸の県庁。明日の決算特別委員会の会派質問内容について担当するK議員と打合せ。


明日の決算特の総括審査を前にして、9月議会冒頭の知事の提案説明でも全く言及のなかった、加えて決算委員にも説明されていない、9億円の単年度貸

付金が返済されず、焦げ付いている話(決算用語では収入未済、下記参照)について断続的に協議。



決算資料。これは全県議がタブレットで見ることのできる資料。ここに収入未済と記されている。

一般的な自治体なら↑のような突発的な初めての9億円の収入未済(貸付の場合、滞納)があると決算認定を前にして議会に説明するだろう。


少なくとも説明したほうがいいという職員がいるはずだ。それが誰もいなかったと関係者から聞いたから驚いた…。


色んな部局の幹部や知人に確認したが、9億円を隠すことはあり得ないのオンパレード。じゃあ、こんなことを誰が指示したのか。知事の指示か…。


この話を途中で把握した人もいたようだが、まさか決算認定を受けるにあたって9億円もの話を議会に全く説明していなかったとはと驚いていた…。説明したと嘘をついた人もいるらしい…。


そして、今朝の報道を受けてもまだ誰にも説明はない。夕刻までなかった。隠しておけるはずだったのだろう…。腹立たしい。


私が先日の財政状況の質問を担当するにあたって、決算議案のチェックを行い、単年度貸付の反復について懸念する旨を委員会で発言し、資料も請求し、このことを把握しているであろう幹部にも疑問点について質問するなどした。9月議会冒頭の話だ。


ある人はそれに気づき私に連絡してきた。マスメディアからの問い合わせもあった。私なりに警告したつもり。その時点で何ら県政の課題や決算について報道もしていないメディアでも気づいたのは驚いたが、とはいえ、直接所管するところからはやはりなんの反応もなかった…。


そうした声を無視して、議会や県民には何の説明もせずそのまま明日、決算認定を受けるつもりだったということ。


9億円…。 


議会=県民に説明しないままって

ズレている。


知事が財政の見える化と言っているのに、自ら変えようという人は誰一人いないということが改めてわかった。


また、金額が9億円で決算書にはあるけど、議員が決算書をみてもそんなことに気づくわけがない、議員がわかるはずがないと思われているから、無視されたのではという正直な意見も関係者からあった(苦笑)。


またそれか…。昔からある、相変わらずな話…。議員が気づけば内部告発だろうと推測する感覚…。それは私が一番嫌いな話。議員をアホ扱いするって、県民をアホ扱いするということじゃないのか。


とはいえ、また私達をアホ扱い…。


私としては決算認定が終わるまで黙っていればいいという、最低限の県民への説明責任を果たそうとしない姿勢に怒り心頭である。


私が過日担当した先日の農林水産部の部局審査の際には30分という限られた時間で、約700億円の借入金をもつ旧みどり公社問題を取り上げたが、一方で金額以上により責任の重い9億円を取り上げるべきという意見があったの事実。複合的に刑事事件的な要素をはらんでいるという側面があるからだろう。


今日も県関係者からその言葉をよく聞いた。というより債権債務の構図を知っている人の多くが異口同音でその言葉を言った。そちらの方が内容としては重いという意見は適切でよくわかる。


ということで終日、資料請求などK議員と一緒にやり取り。


最初の印象が全部隠すという前提でスタートしているので発射台が低い。正直に説明したり、真摯に対応してくれるところは、私なりにわかるので、それはプラス評価、嘘をいったり隠したりしたらそれもわかるのでマイナス評価、私はそんな基準をもっている。ある資料を隠したり、そんなことは一番嫌いだ。また真面目で正直な人を追及したり、仕方なくした人は攻めないと決めている。私が嫌いなのは抗弁、開き直りだ。


こんな話のとき、保険に入っているという話をする幹部もいる…。触法をカバーする保険なんて無効。保険適用要件知ってるのか…。もう一度保険内容を確認したほうがいい。


昼食は元町のWantoバーガー。