北条の中播磨県民センター。県議会総務常任委員会の管内調査に地元議員として出席。

調査はセンターの事務のうち、総務常任委員会の調査事件を所管する県民交流室と姫路県税事務所についてのもの。


Hセンター長が事情により急遽I副センター長に交代となる中での開催となったが、予定の時間を越えてもなお質問の手が挙がるなど熱心に議論が行われた。







姫路県税事務の法人事業税をはじめとする県税の徴収状況など詳しい資料も示されました。これをみると法人関係の景気動向が推測されます。

総務常任委員会は県税をはじめとする歳入も所管する委員会で、歳入(収入)がないと歳出(支出)が成り立たず予算は編成できません。その点では重要な委員会で久し振りにこの委員会の管内調査に出席できてよかったです。最後に地元議員代表で発言させて頂きました。


その後、県立歴史博物館。私が9歳の1983(昭和58)年に開館しており、40年を迎えている。2年前から耐震を含む大規模な改修工事を経て、今春リニューアルオープンした。

建物は故丹下健三さんの基本設計で、姫路城の石垣をイメージした壁、空調用の換気口は狭間(さま)を表しているそうです。





リニューアルした館のコンセプトなどの説明のあと施設見学へ。

リニューアルにより館内の壁をスクリーンとして活用できるようになっている。

県の歴史展示




姫路の戦前の様子を知る写真で有名な高橋秀吉コレクション。昨日の当日記に登場した「鷺城新聞社」のオーナーのご子息ということです。なるほどですね。


銀の馬車コーナーには協力者のかたがたの名前が。ふむふむ。


リニューアルしたとはいえ当施設については何度も来館しているので理解しているつもりですが、一つだけ改善を提案しました。それが展示されている弥生時代の聞く銅鐸についてです。

子ども向けの触ることもできる体験コーナーで。実際に音を出すことができるようになっているのですが、当館の『舌』(ぜつ)は「鹿の角」製ということでした。

下記のHPにもあるように、県内の南あわじ市で発掘された「松帆銅鐸」では銅鐸の音を鳴らす舌がひもで吊るされた状態で見つかっていますが青銅製でした。この状態で見つかったのは全国で初めてのことで、県指定重要有形文化財にも指定されました。

他の施設ならまだしも県立の歴史博物館の展示なのだから、青銅製にすべきではと案内して下さったY館長に提案しました。

私が先月、姫路出身の考古学者 難波洋三先生の講演でそうした事実を知ったことを説明すると、歴史学者の館長も難波先生のことや見つかった舌が青銅製であった事実をよく知っておられ「やはりそうですか」と言われていました。

県内で見つかった貴重な遺跡。子ども向け云々にかかわらず、それに敬意を表する意味も込めて本物に近づけることは大切だと私はそう思いました。

銅鐸内に「舌」4本発見 CTで収納状態初確認 南あわじ「松帆銅鐸」
http://doutaku.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-77b7.html

銅鐸、つり下げて使用か? ひもの一部を初確認 淡路島
http://doutaku.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-9d81.html

松帆銅鐸が県指定重要有形文化財になりました!(南あわじ市HP)
https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/matsuhodotaku/sitei2.html

その後、多くの人とやりとり。先週末から仕事を辞めたいとか、モチベーションがあがらないといった人ともやりとりして慰留するなどしているが、また今日も別の人が早くやめたいとか言ってきたので驚く。

見た感じは自信に満ち溢れ、にこやかな感じ。一見何の問題もなさそうに見える。見た感じや印象だけで勝手に判断してはいけない。人の話をまず聞かないといけない。それでも仲良くならないとそんなことまで言ってこない。私も決めつけや一方通行の発言をする傾向がある。よくよく気をつけたい。

白鷺町のスパイススエヒロであいがけカレー。カウンターに座ると隣の方から話しかけられる。ある自治会の女性部で役員をされていたそうだ。食談義をしているとまたその隣の席の男性からも話しかけられる。その方は食べ歩きが好きらしい。店主からお知り合いですか?と言われたが知らない人でも食を通じて話ができるのは良いこと。