本町のD。青年会議所時代、同じ委員会でもあった知人のお父さんの告別式。私も何度かお会いしたことがあるので突然の訃報に驚く。お孫さんたちの手向けの言葉などもあり、突然のお別れにすすり泣く声が溢れた。

 

その後、大阪府の高校授業料の無償化案が具体的に公表される。公立私立に関係なく、所得制限の撤廃も含む制度案になっている。

 

上記のMBSの報道では「府の財政負担はおよそ383億円を超える見込み」また「滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県の私立校に通う生徒も対象とする方針」となっている。


前者はすごい金額だ。現在の高校等進学率は99%程度になっており、公立大限定と違って裾野が相当広い。公立大学への無償化導入は大阪府とはほぼ足並みを揃える兵庫県だが、高校も大阪府と同じように導入するとなるとさらに250億円規模の予算が必要という話を財政関係者から聞いた。S知事の公約の小中学校の30人学級も実現されていない中で兵庫県で同様の施策を導入するなら明石市のように他の予算に大鉈をふるいシフトする必要があるが、容易ではないだろう。

 

また、後者は府外の私立側は府外ではこの制度に入らない私立も出てくる。大阪府出身者だけ無償で、それ以外の出身者は有償などということが好ましくないことは明らかだ。こうした制度の導入は、財政が豊かだからといっても近隣府県と軋轢を生む。とはいっても府民ファーストという受け止めで府民には人気が出るだろう。いずれにしても、この分野は大阪府が相当先行した。これは結構すごいことだ。

 

 

明石市が子育て支援で独自にこうした制度を導入したとき、人口流出もあり近隣自治体は色々な意見を言った。上記の社説のような意見も出てくる。これが人口流出につながるかどうかは別にして、全体に波及するものでなければならない。国の予算全体の配分を教育や子育てに大きくシフトし、国全体に波及させなければ、恩恵が一部の自治体にだけ及び小さな人口移動があるだけの効果しかなくないなんてことならもったいない。


昼食は駅前のすし宗でにぎり、赤だし。いつも思うが当店は女性客が多い。