県議会建設常任委員会の西播磨地区管内調査の日。まず姫路競馬場内の船場川調節池 (調節池整備事業)の現地調査からスタートなのだが、U県議より予定より15分早く始まるという連絡があり驚く。姫路競馬場へ自宅から急行。

この時点で暑い!

まず池の上部で渡利河川砂防課長から概要説明を受ける。私は何度も説明を受けているが他の委員は知らない人が大半。新たな視点で質問が出ていた。


導水管内

池の中の上段部分の人口芝サッカー場。まだ緑が鮮やか。ここまで水が到達したことはない。

その後、北条の中播磨県民センター。姫路土木事務所・姫路港管理事務所の事務概要の説明を受けて質疑。
吉岡委員長の挨拶

法田県民センター長による岸本姫路土木事務所長らの紹介


以下資料から現地調査箇所を除く主要事業をUP


八家川整備事業については先日以下のような発注延期も公表された



私からは公表されている竣工時期、また、工期の遅れについて、地域住民から寄せられた声を届ける。発表されていた時期が何年も遅れることが当たり前のような世界。ところが近年そうした情報は住民は簡単にアクセスができる時代になっており、突然何年も完成が遅れるなんて話が出ると住民からすれば何なんだ?ということになる。いやなっている。当初から予定を厳しく見積もるなど、現実に即した予定を公表すべきということだ。そうでなければ公表した年限で対応すべきだ。

その後、一般県道 広畑青山線 (バイパス整備事業)の現地調査。姫路西バイパス近くの「俺天下山トンネル」のある北側から現場へ入る。

俺天下山トンネルの名前の由来説明も

工事現場へ向かう

歩道が2つあるように見えるが車道の横は自転車専用道路となる

交差する市道の西の先には市立夢前中学校が見える

アンダーパスの工事現場へ

大鉄工業さんの現地事務所を借りて松田道路第一課長から説明を受ける

ドローンで撮影した映像

アンダーパス完成予想図

JR交差部から北側へとドローンを飛ばす

暫定二車線完成後の計画についても説明がある。

今日は、JR山陽本線とのアンダーパス工事のコンクリート型枠が形成される大詰めの工事の日。今日は1日で最高の700㎥の生コンクリートが流し込まれるという。



黄色の部分にコンクリートを流し込み、ボックスが形成され、JR橋梁や道路上部の地面を支える。ここまで説明を受けて工事現場へ。






人力での生コンの流し込みが行われています。カンカン照りのなかでの作業。大変です。本当にご苦労さまです!!

作業中もすぐ近くを電車が通過して行きます!

広畑青山線については今年当初に暫定二車線の工期が2年遅れとなることが判明したこともあり、大きな反響がありました。午前中に事業の遅れについて指摘したところ他の委員からも両日に渡って側面援護とと言える同じような発言が相次ぎ、幹部もこれ以上の遅れはないと考えていると言っていました。

その後、広畑岸壁へ。臨港道路広畑線他 (臨港道路整備事業 )の現地調査。


アメリカ産の木質バイオマスチップを積んだ船が入港中




姫路港管理事務所の福永所長による説明

先程のアメリカ産のチップの搬入先のバイオマス発電所

国産チップだとコストが高く、固定価格買取制度のもとでも操業を続けることができないのだが輸入チップだと発電できるということだろう。

網干へ続く臨港道路網干沖線予定地

その後、網干へ。網干浜の揖保川浄化センター。市町単独ではなく揖保川流域の自治体共同で下水処理を行っている。自治体は下記。処理人口は16万人。また下水処理場の更に処理をする兵庫西流域下水汚泥広域処理場(兵庫西スラッジセンター /流域下水道事業)の現地調査。こちらは今日は訪問しない。








瀬戸内法に基づく栄養塩類の付加事業者としても認定されている。冬季には窒素濃度を上げて放出し、海水の窒素濃度をあげ、それによって海の栄養塩類の濃度を上げ、のりの色落ちなどが発生しないようにしたり、食物連鎖のもととなるプランクトンの生育環境などの取り組みが行われている。下水処理場が機能しなかった東日本大震災のときの海洋の状態の話を聞いたことがある。この程度の調整なら大きな環境変化や水質汚濁はもたらさない。

兵庫県栄養塩類管理計画



最終的な処分先の一つである溶融スラグ

搬入元の自治体(合併前)の下水マンホール


下水の導水管工事で使われたシールドマシーン

小学生時代に市の下水処理場を見学したことがあるが子どもにはちと難しいかも。私の当時の記憶も曖昧。大人の社会見学の方が理解力があっていいと思う。

今日は今年一番の暑さか、日差しも強かった。