Hモントレ姫路で播磨政経懇話会9月例会があり、気象予報士・防災士 斎藤義雄さんによる「異常気象・災害に対する日常生活と備え」と題する講演がありました。


斎藤さんのアパレルメーカーで天気が売り上げを左右することをきっかけに気象の研究を始め、気象予報士になったという経歴は面白いですね。



司会は神戸新聞姫路本社代表の鉱さん

講演後に質疑応答の時間もあり、参加者から「最近の天気予報で台風進路予測に、アメリカや韓国などの外国による進路予想が合わせて紹介される事例があるが、日本の予想とどちらかが当たるのか」といった質問が出ました。

回答では、台風の進路予測については日本では気象庁の公式発表のもの以外は存在せず、気象予報士が独自に予想することは法令上認められていないとのこと。また、外国ではそうした制限がなく様々な団体等も独自に予測を立てているので、日本の気象庁の予測のほうが当たる確率が高いとのことでした。気象庁は最長でも5日先までしか予想しないため予想円に入る確率が高い(確実性が高い)との話もありました。

加えて面白かったのは、3年前なら、外国の台風進路予想をテレビで紹介したら気象庁に怒られていた(気象予報士が独自に予想することが禁じられているように)が近年そうでなくなったから、外国の予想を「参考として」紹介するようになったそうです(笑)。中学時代に少しラジオをきいて気象図をつけていました。本題ではないところでしたが新しい知識が増えました。

その後、安田の姫路市役所。議会控室で会派市民クラブの市議の皆さんと意見交換など。その後、行政棟を訪問など。

最近心配や懸念の連絡が多い。そうした話が拡大しつつあることを肌で感じる。最悪を想定して最善を尽くす。私ができるのはそれくらい。今日は何人かには政治の話もさせてもらった。

その後も関係各所を訪問。その後、陳情者の方を訪問、回答、今後についてアドバイス。

途中、県姫路土木事務所から連絡。児童生徒の通学路の相談だったが、まずは現場確認をお願いしたつもりがその場で対応してくれたという。驚くような速やかな対応。感謝。

9月も中旬になりセミの声を聞くことも減ってきたが、まだまだ日中は暑い。台風も近づいている。天候に左右される社会。今日の講演も気象と災害の話だった。色々考える。