事務所。その後、JA兵庫西豊富支店の会議室をお借りして開催の北部地域づくり推進協議会行政懇談会へ。


市内各地で行われている行政懇談会で、今日は北部4町の自治会の会長らが出席。地域の諸課題について県、姫路市のほか、姫路警察署からも担当者が出席して、地域からの意見や要望に直接回答し、意見交換を行うもの。

船津校区連合自治会の鯉田会長のご挨拶

清元市長

常盤姫路市議も来られていたが私が代表してご挨拶。昨年同様、地域の声を行政に伝える良い機会であり、声を上げていかないと地域もよくならないとの趣旨で発言。

多数の意見や要望がありましたが、その中でも県の担当者が解決を明言したのが県管理二級河川 市川水系の「平田川」にかかる平田橋(山田町)の拡幅です。

この橋は県道「小野香寺線」の一部ですが、前後には歩道があるものの、橋の部分は車道のみとなり、神南中学校の通学路に指定されている中で、危険箇所と認識されていました。また、香寺高校や福崎高校に通う高校生や福崎の工業団地に向かう通勤の方からもこの部分だけ狭くなっているとの声を聞いていました。

県姫路土木事務所としては、拡幅方法として他の橋梁で施工された新しい技術を検討した結果、既存の橋脚をそのまま使っても歩道追加部分の重量に耐えられることが判明したため、来月9月から拡幅工事に着手すると説明しました。

何年かこの要望が出ていましたが、これまでは橋脚も全てやりかえなければならず困難という回答でしたが、新しい技術革新によって交通安全が確保できるというのは大変素晴らしいことですね。

県姫路土木事務所の三宅所長補佐から方針説明がある。

最後は山田校区連合自治会の上田会長から閉会の言葉がありました。

県関係では、山田校区だけでなく、豊富、船津、砥堀校区から、県道や播但連絡道の安全対策、国道312号の信号新設など沢山の要望や意見が出ました。住民の方の声が少しでも届くよう私もしっかり務めていきたいと思います。

終了後、今回の議題ではないが、新たに発生している、結果的に住民の生活環境に重大な影響を与えかねない案件について動く。万が一、過去の具体事例から懸念される、地域住民が最も恐れる自体が発生した場合、その責任は子々孫々につながるだろう。数年前に当該地域で何が行われたか、空港計画のその後の事例から最悪の事態は少し先人に聞けば容易に想像がつく。行政関係者なら尚更のこと。善意の第三者として逃げることはできない。 ナラ枯れを「奇貨居くべし」とは安易すぎる。地域の事情や先人の声を丁寧に聞かなれば大変なことになる。結論として最悪の事態を迎えれば太陽光の時と同じく私も万死に値するものとなる。「最悪の事態を示して最善を尽くす」。昨年お世話になった方が私に教えてくれた言葉。今回もそれにあたる。

午後は、市立砥堀公民館。校区内の自治会長の皆さんが集まっておられたので少し懇談。

その後、校区内の小学校通学路の危険箇所の安全確認。H校長の案内のもと、市教委、市道路、県土木、警察担当者が危険箇所の現地確認。私もPTA会長として同席。

まず国道312号の歩道橋

服部校長先生から危険事案の説明。歩道の多くを歩道橋の出入口や橋脚が占めており、当該箇所の交互通行は容易ではない。ここを毎日100人以上の児童が通るが対向の自転車との接触があったという。

当該箇所は北進南進ともほぼ全ての自転車が右側の歩道上を通る(写真の自転車の方は車道を逆走しているが、これは歩道上に沢山の人がいるから)。

歩道上で児童と自転車が接触することも危険だが、国道に落ちるようなことが起きると
校長先生が立っているところに児童が転倒して落ちるとで命に関わる事故となる可能性がある。ここにはガードレールが必要だろう。下記のような「乱横断防止柵」を設置することで意見の一致をみた。

【参考】↓の写真の柵が「乱横断防止柵」

そして歩道橋南側に続く歩道もみる。
黒色の新しいアスファルトが2つに分かれて見えるが、ほんの少し前まで右部分だけが歩道だった。左側の黒色アスファルト部分は近隣に業容拡大されるトヨタカローラ姫路ひめじ店さんが敷地を引いて整備することを了承下さったことで歩道が拡大したもの。ありがたいことである。一斉下校の際などはかなり狭く、危険性が指摘されていた。ここも100名以上の児童が通る。こちらにも策を設置して国道の車との接触を防止する必要があろう。

そして、次なる危険箇所は県道砥堀本町線の砥堀駅前交差点からJR播但線砥堀駅の線路を横断して国道312号へと至る市道を横断しなければならない箇所である。
その間には横断歩道はない。ここが通学路になって以降は市道を横断している。通行量は多く、朝は立番の保護者がいるが、午後はいない。横断歩道の設置が安全確保のために望まれるが、公安委員会の横断歩道設置要件として歩行者の待機場所(溜まり)が2.5メートルほど必要で市道区間にそうした場所はない。計測すると事業者の敷地に大きく入ってしまう。

特例的な設置ができないのかと談判したが、現在はそうした運用は行っておらずルール上困難という。県道または国道に迂回する選択肢もあるが、それは遠回りであることのほか、そちらのほうが危険性が高いともいえる。自動車のドライバーへの注意喚起の「電柱巻き」を新しいものに変更してソフト面での対応をすることで関係者の合意をみた。

姫路市内には下記リンクのような通学路の危険箇所があり、学校が把握している箇所は教育委員会に報告され公表されている。ハード対策ができない箇所があるのは事実だが、痛ましい事故が起こらないようにとれる対策は何でもとりたい。
 


全小・義務教育学校通学路危険箇所一覧(未完了:令和3年度版) 


昼食はアマノフーズのフリーズドライのなす味噌汁。さすが専門の会社だ。美味。