健康福祉常任委員会の阪神地区管内調査2日目。コロナ禍ではオンラインや書面調査というものもあったが、今年度は感染対策をとった上で通常の調査を行うこととなっている。
西宮市西宮浜にある和菓子・洋菓子の製造メーカー、株式会社あみだ池大黒。製造工場が兵庫県版HACCP認定施設となっている。
質疑応答。私からは衛生管理をしていてもお客様からクレームがついたときの対応について質問。どれだけ注意を払っていても完全に100%とはならない。つまり、クレームが正当なことがほとんどだという。それによって更に改善をはかっているという。納得。
その後、専用の服に着替えて工場見学へ。
意見交換の中で、日本の加工食品の衛生管理基準については対面販売より相当厳しいとの話がある。ラーメンの事例で考えると加工食品であるカップラーメンと対面販売のラーメン店の衛生管理の比較。HACCP的視点で比較してみると確かにその通り。こういった視点は大変興味深い。
その後、芦屋市公光町にある芦屋市医師会医療センター。県芦屋健康福祉事務所(阪神南県民センター )の所管事務調査。
その後、尼崎市若王寺にある尼崎こども家庭センター(児童相談所) 。児童虐待数等の増加に対応すべく2021年4月に新設された。
稲田所長の挨拶
尼崎市は2026年度から児童相談所の権限を県から委譲され、市独自で設置する見込み。そのため市の職員が研修のため2名勤務している。
他に困難事例の発生対応のため警察官1名も勤務している。先に報道された、大阪USJに行ったまま幼児を放置し死去していた事案をみるにせよ想像以上の事案が発生し続けている。職員数も国の配置基準増加に合わせて増員し対応する。また、保護される子どもが意見を表明したり、第三者である弁護士に相談する制度も始まっているが、実際に意見表明もあったそうだ。早く家に帰りたいといった保護を不要といった内容はなく、一時保護所での子ども同士のトラブルなどについての意見だったという。その後、施設見学も。
その後、尼崎市西大物町の商業施設アマゴッタ。県立障害者リハビリテーションセンター(通称あまリハ) 。
当センターは県が2020年1月に開設。小児期からの肢体障がい児者(脳性麻痺など)に対するリハビリテーション医療の施設で、運営は社会医療法人 大道会が指定管理者として行っている。
兵庫県東部に肢体障がい児・者に対する専門施設がなく、大阪の病院(ボバース記念病院・森之宮病院など)に通っている人が多かったため、要望を受けて開設された。阪神尼崎駅すぐ近くの商業施設アマゴッタの中に開設されており、交通利便性もあり、利用者居住地は広範な地域となっている。
また、肢体障がい児者に関わる訪問研修を県内各地で実施し、訪問リハ・病院連携、特別支援学校への巡回なども行っている。
質疑応答のあと、施設見学。
その後、神戸の県庁へ戻る。議会控室で議会事務局のO政務活動費審査室長と打合せ。その後、姫路へ戻る。