子どもたちが書道教室から作品や級位、課題等の掲載されている研究誌『嚶嚶』を持って帰ってきた。表紙をめくると紙友ギャラリーとして妹の書道の恩師である上月通歳先生の作品が掲載されていた。
己(おのれ)の長(ちょう)を説くこと無かれ」
『崔子玉座右銘』
この崔子玉座右銘については弘法大師の真筆が残っており、国の重要文化財になっている。弘法大師の書いた崔子玉座右銘については下記リンク参照。
福島大学須田哲夫:崔子玉座右銘
この論文では弘法大師が自らの見えるところに真の座右銘として置いていたのではないかと推測している。
参院選の各党の党首討論をこの間テレビで少しだけ見た。この座右銘は現代の民主主義の時代の政治家には採用されないだろう。議論の中身は真逆といってよかった。
と言っても私も人のことは言えない。選挙に当選するために訴える内容は、自分を選んでほしいということになる。そのためには人の短はともかく、少なくとも己の長に近いことを言わなければならない。この座右銘とは矛盾する…。
最近取り組んでいる勉強など。午後から夕飯の買物など。