昨日の予算特別委員会やこれまでの行財政特別委員会の議論をうけて、様々な方とやりとりをしてきた。週末で落ち着いたので少しまとめてみる。
今日はまず王騎将軍(『キングダム』)の見方だ。議会の録画放送を具に見られたらしい。まさに手紙のような感想や意見が寄せられる。
議員の質問を見ていて感じたこととして、
○新行革プランの収支均衡、
○今回の財政運営改革、
○2月補正の大幅税収上振れ
これらをあわせてどう受け止めたらいいのか、しっくりこない、あるいはよくわからない方が多いようだと。もっと言えば、しっかりと理解して質問しているようには思えないと。
結局、2018年度の新行革プランの収支均衡が、高下駄をはいたものだったことを認めないと、いつまでもわからないままではないかと。
私が本会議質問の中で引用した63年前の「阪本知事の提案説明」が、斎藤県政への叱咤激励だけでなく、上記のようなことを包含した内容であるとわかってほしいと。
お気づきの方もいるかも知れないが、私にあの阪本知事の提案説明を託して下さったのは王騎将軍だ。私の知識や経験では兵庫県の財政再建団体への転落やあのような演説が過去にあったなどということは知らなかった。
質問の中でも触れたが、確かに、他の議員の中にはこれまでの説明は何だったのかという意見がある。というよりそんな意見ばかりだ。
加えて王騎将軍は「もやもやしているのは職員も同じ、むしろ職員の方が一体なんだったんだと思ってるはず。多くの職員を無関心にしてしまわないためにも、幹部が反省も含めて職員に説明すべき」と。
「県民はもとより、仕事をする職員の納得は欠かせない。(2008年度から実施された)新行革プランの時は、当時の財政担当部長自らが各県民局をまわって職員の意見を聞く場を設定した」
「知事ではなくても副知事や幹部が地方機関に出向き、職員と対話してほしい。そんなことをどなたか議会で質問してもらえないか。
財政に関する誤解、一部の曲解している人やそれに賛意を示す理解不足の人がたくさん出てこないためにも、内部への詳しい説明を財政サイドでやってほしい」と。
私より一歩もニ歩も先を見た話ばかりだが、必要なことかもしれない。コペルニクス的転回とまで言えないが、同じことについて、行革は終わったと思っていたら、また行革って。腑に落ちない人がいて当然だと思う。
私が去年の3月にこの状況を予想して、人事異動の挨拶に来られたある幹部に、選挙後すぐに戻って来ますよと言ったことは記した。この点だけは珍しく完全に当てたが、あとのことが当たっていない。
王騎将軍は中途半端で説明責任を欠いていると見ているのだろう。確かにこの点。あやふやにしていることもまだ多い。だからまた出てくる。そして、まだあるのかとなる。
「戦力の逐次投入」は太平洋戦争の失敗の本質の一つだが、逐次というか小出しというか、似たようなことになるかもしれない。そしてそれはもはや過去のせいにはできないと思う。
今日は、県の来年度の人事体制などについて多くの関係者とやりとり。ここにきて初めてそうしたことに関心をもった。全く知らない世界。いろんな話がある。
その後、夕飯の買物。久々の議会以外の外出かな。本会議質問の前は濃厚接触者にもなってはいけないと意識して動いていたが(家族が陽性となると同居家族は自動的に濃厚接触者に認定されるので、質問前にウイークリーマンションを借りて別居した議員もいたそうだ!)、そうなると、普段の生活も人頼みになって自分だけ隔離されたものとなる。その段階からは一段階緩める。週末もまた新たに県議の陽性が公表されていた。議会の感染率は10%を超えてきた。