神戸の県庁。本会議一般質問2日目。会派からは加古川市選出のM県議が登壇、質問。芸術文化施策に対する知事の考え方、県立高校入試における調査書の取扱やその透明性確保等について質問していた。


コロナ感染者等への推薦入試の追試の追加が一転して認められたことを評価する指摘には、N教育長が顔を綻ばせて「ありがとうございます」と発言していたのが印象的だ。

 

本会議散会後、県幹部と意見交換。今回の質問を前に少し多くの方と意見交換を行ってきた。知事交代による影響が現場にいかなる形で出ているか。トップダウンではなく、ボトムアップ型県政への方針転換により、最も重要となる職員のモチベーションが最近どうなっているか。老若男女、世代間の受け止めの差があるかなど。最後の対面での感覚調整を終える。


一般質問の最初で「一木一草」の話を取り上げる理由は、違和感で留めないといけないという思い。複数の方からいまが「分水嶺」という言葉も聞いた。冷静に落ち着いた形で議論ができればいいと思う。

 

この間、タブレットに配信されている予算関連資料、条例改正等の議案チェックも行っている。気づいた部分をUPしていきたい。

 

まず2021年度最終補正予算で増額された県税収入の内訳

歳入・県税の補正内容

 

2022年度 病院事業会計 予定貸借対照表

 

 

 

 

 

同 注記事項とセグメントごとの貸借関係。過去に債務超過を避けるために退職給付引当金を特例的に分割計上したことが注記されている。とはいえ、その後、分割引き当てとは関係なく債務超過に転落している。

分割引き当てや債務超過について記した包括外部監査指摘と措置内容(兵庫県公報20200330)

 

 

同 2021年度末見込み。今年度から病院ごとをセグメントとする開示が始まり、その財政状況が非常にわかりやすくなった。この医業収益に県からの一般会計繰入金、その交付税措置額等を内書きするとさらに病院ごとの詳細な経営の実態までがわかるようになる。

 

私は既に過去に調査を実施したが質問は留保している。現在、県立病院はコロナ禍で最前線で治療に当たっており、経営改革に着手する時期ではない。コロナ感染で重症となり、県立病院での懸命な医療処置で命を助けてもらったという友人からは、県民みどり税をやめて県立病院向けの医療税に転換すればよいとの提言もらったほど。公立病院のあり方に対する考え方自体をコロナを契機に考え直す必要も感じている。


また、本県は全国でも有数の県立病院数であり、しかもその病床数は近年も他の病院を吸収し拡大を続けている(丹波赤十字。製鉄記念広畑、西宮市立中央病院は予定)。建て替えも続く。政調会では他府県から驚かれるほどという幹部の発言もあった。


知事が交代しての新しい考え等はいまのところ示されていない。こうしたことも含めて将来的な課題だ。

 

2022年度 病院事業会計予算。債務負担行為、企業債・承継債務分の記載がある。第三セクターや信用保証協会のような県関連団体向けのものではなく、これは極めてまれなケース。私としては初めての経験。総務省の指針や最高裁判決での裁判官意見等にも鑑み、その必要性を県民に十分理解、納得してもらうため、議会、一般質問の答弁により説明してもらう予定。

 

昼食は宅配弁当。最近はネット専業の業者さんにも注文するらしい。そうなるとお店の名前も初めてで翌日になると覚えていない…。


昼食といえば職場でお弁当などを食べている職員も多いが、今日は某課でマルちゃん(東洋水産)の「赤いきつね」を食べている人をみかけた。温かくて美味しそう。先日私も汁なしの「赤いきつね」を食べたばかりだが、日清のどん兵衛ではないんやねなどと話をしていたら、今食べているのは関西限定だしのものだという。なんと。また、そのとなりで上司のM班長がちょっと小さめのお弁当を食べていた。それでは足りないでしょうと言いたかったが、ぐっと堪える。要らんことばっかり言って嫌われてもいけない…。