朝から多方面から連絡がある。明石市長や日本野鳥の会の方らが明石公園の木のことで兵庫県庁に行くといった話。


インテリジェンスというが、自分の目や耳よりそうした情報については私に教えてくれる人はありがたい。私はツイッターとか、ネットその他のチェックをすることがほとんど出来ていない。今できていないのでこれからも難しい。これからもそういった情報は歓迎だ。


そのほか、昨日提案された最終補正予算についても問合せがあった。昨年秋から議会運営委員会はじめ兵庫県議会の全委員会資料が下記リンクのように公開されている。


2020年度関係補正予算その他提出された議案(2月21日議会運営委員会資料)

 

ここまでインターネットですぐに見られるようになったことにある意味驚く。情報公開請求もいらない。県民もメディアも誰も褒めてくれたことがないが、議会事務局も含めて簡単なことではなかった。凄いことだ。


昔を知る私からすれば、着実に議会の情報公開は進んでいる。着手した経緯は恥ずかしいことだが、それを奇貨として改革を進めた。兵庫県議会、今だてに議会改革全国ランキング上位ではない。


上記リンクの内容を小さな新聞紙面にまとめて報じるにしてもすぐには無理だ。記者も学ぶが数年交替、まず議員が学ばないといけない。私も全部読んで勉強。今回の案件は初めてと言ってもいい内容だ。


それはそうと、来年度の本予算と今年度の補正予算の提出の順番を逆にしているのは先人の大人の知恵。過去にこの補正について議会質問がほぼないというのは昨日書いたが、報道がほとんどなかったのもおなじ背景だろう。自治体予算の発表で紙面は窮屈。県の精算補正のような話を調査報道するのは簡単ではない。


と思ったら今朝の神戸新聞のひょうご総合面の右肩にその記事が載っていた。やるな。税収が増えてどんな影響があるか。関心は低くても大切なこと。必要な記事。こうした論評は発表先はもとよりもう一つ複眼で検証すればよい。


単に批判的な視点で論評しても実態は何も知られていない。現知事でもわからなかったと言っていることを誰がわかるのか。実はこの世にいる人で全容を把握している人はいないかも。つい先日そんな風に感じることがあった(苦笑)。


その後、本会議。代表質問。サンテレビのサブチャンネルでの生中継がある。午前中は、自民党、ひょうご県民連合。


自民党はK幹事長。初当選は同じ年。今日は短く刈り込んだ髪型、原稿をめくる手先に半端ない気合いを感じる。NHKの夜のニュース845 でも取り上げられていた。


次にひょうご県民連合のU幹事長。もちろん私の会派だが、神崎郡選出で元大河内町長。私の姫路市選挙区の北隣。


同じ会派の私がいうのもなんだが、真面目、実直な方。少し話をすれば誰でもそれがわかるだろう。嘘をつかない人柄だ。私が仮に記者なら取材するならこの方だろう。


今日は行革条例の問題点と知事の姿勢との齟齬、再質問でも県内団体の行革での発言機会を条例で担保することを求める質問がなされていた。この再質問いい感じ。


翌日の神戸新聞の朝刊から。答弁が中心の記事だから見出しは答弁に引きづられる。これは仕方がない。

その後、昼休憩。午前中に知事室を訪問していた人たちが明石公園内の木の伐採などの要望書を持ってこられる。会派の神戸市垂水区選出のK政調会長が対応。

午後は公明党のI幹事長が行革条例の本質的な問題点を指摘していた。再質問の内容がかなり厳しく知事の答弁がさらに怒髪天を招くような感じ。サンテレビをご覧になっていた方は驚いていたかも知れない。表情を捉えた画像はかなりのものだったとか。Iさんのあそこまで怒った顔は初めて見た。

今回の行革条例は私の過日の日記でも新旧対照表を出したが、非常にわかりやすい改正内容。理念はともかく県民の代表を審議会の委員から外すというもの。わかりやすい、一瞥してもわかる内容だ。

こんなボールを議会に投げてくるというのは余程議会の目が節穴と思っていたか、どうせ全部賛成だろうと高を括っていたかだけだろう。眠れる獅子だと思っていたのか。全て想定はしていて過去に書いてきた話だが、そのままされるとなんだかなあ…。

少し前ならそうだったかも知れない。自分だけ先に変わって生き残るつもりなんだろう。ダーウィンの進化論を先に実践しようとして、遅れるものは象だと。

[象と日本政治の関係。実は面白いテーマ]。象も生き残っている。

今日は、私の議席での貧乏ゆすりが酷いという視線による無言の苦情もあった。

私の名前を漢字でグーグル検索すると、次に「居眠り」という類推語が出てくるが、私のことではない(苦笑)。寝ている暇なんか全くない。耳を研ぎ澄まして議論を聞いている。昔から議場では全く寝ない。

当たり前だろうと怒られるかも知れないが、国会でもそうした話題が取り上げられるように生理現象が起こる人もいる。議場見学アンケート結果をみたらそんなことも書かれている。実はたまに議場内を見渡している。質問に対する自分以外の関心度をみている。すぐわかる。

その後、本会議は散会。私がここにきて間違いなく一番厳しい代表質問の日だった。選挙の構図の影響は少なからずあると思う。ただそれだけではない。

定例の記者会見をみていてもそうだが、テレビメディアのように選挙結果を考慮する立場の人たちまでが知事に批判的になっているようにみえる。テレビは基本的に在阪だがそんな論点も当てはまらなくなっている。明石という特別な要素もあるが。

■今日わかったこと。
直近の選挙で選ばれたのは知事。議員は3年前の民意。今日はそんなことは関係なく、議会の指摘のほうが完全に世論、民意に近かった。

知事を政策的な観点で積極的に評価する立場もほとんどなかった。代表質問を行う会派の立場はもちろん、そうでない会派から異論めいた話や、やじも全くなかった。

もしかして、どこかにずれが生まれているのか。知事選挙の与党的な立場から応援するような意見もやじもなかった。そしてその空気感。

私はどうすればいいのか。

その後、控室に来た記者と意見交換など。

昼食は出前弁当。自席で。濃厚接触者なし。