神戸の県庁。各会派政務調査会2日目。まず健康福祉部。

 

藪本健康福祉部長の挨拶

 

オミクロン株をはじめとしてコロナ感染者数が激増している。第6波だ。沖縄では1400人超とか。

 

その後、農政環境部(環境創造局・環境管理局)。脱炭素社会に向けた野心的な温室効果ガス排出目標等について熱心な議論が行われた。

 

その後、県土整備部②(まちづくり部長)。政令指定都市における市街地再開発事業の補助制度見直しや行革におけるスクラップ&ビルドのビルドにあたる新規施策について議論が行われた。自主的なビルドの部分は知事の補助機関である職員のモチベーションが高く、かつ提案のインセンティブがないと出てこない場合があろう。同じ公務員でも国>都道府県>市町村といった感じで予算確保や権限に対する執着の割合が高いと聞いたことがあるが、実際にもその傾向が概ね正しいことを体感してきた。それは個人の資質かもしれないが、入職時点での考え方の違いでもある。ここでボトムアップが成功するかどうか。それは今すぐに分からない。悪くすれば丸投げになる。

 

その後、企画県民部②(ビジョン局・地域創生局・科学情報局・県民生活局・女性青少年局)。私からはE県民制度の登録状況(目標と実績)、県と外郭団体である青少年本部の事業のあり方、役割分担等について確認。


そして、ひょうごはじまり館、兵庫津ミュージアム建設予定地について先月会派で調査を行ってきた話をする。当日、私以外の議員もほぼ同じような感想だった。年間30万人の集客目標。まず、自家用車の駐車場はなく近くの民間駐車場にということだが、立地的にこの時点で厳しい。小学生の歴史学習等での利用も考えられるが、バスを停める駐車場は近隣になく、民間の商業施設にその都度お願いするとか。公の施設でおおっぴらに路上駐車を勧めるわけにもいくまい。加えて頼みの県民交流バス制度は行革で廃止する方針が示された。ランニングコストは以前年間8千万円という答弁もあった。いま新たに行革案が示されている。知事交替があったとはいえちぐはぐだ。


県の歴史は現在の歴史ある公館での展示で十分。職員の発想で推進の人がいたとは正直思えないので答弁を求めなかったことは当然として、他の事業との関係があり、任期最後の箱物施設としての規模感からこれだけを止めることは正直不可能だった。財政状況の実態の公表、指標の嵩上げをもう少し早く解消することができていれば着手の歯止めとなっただろう。そこを含めて自らへの呵責の念。発言したことを含めて一日あとを引いた。業務で担当して来た方には申し訳ない。

 

その後、警察本部。M総務部長から2021年の刑法犯認知件数が速報値で約3万件となり前年比4200件減と19年連続で減少して戦後最低を更新したとの報告。一方、交通事故死者数は前年比4人増の114人だっという(これはデータのある昭和22年以降2番目に低い)。


私からは暴力団対策の話。抗争が未だに続いているが、県民が巻きこれるような状況にならないために何ができるかといった観点。また、容疑者にお茶を提供したことで警察官が処分を受けた事例があったが厳しすぎるのではと受け止めている人がいることも紹介しておく。また、他の議員からは警察署再編の影響、住民の受け止め、警察学校の状況、待機宿舎の老朽化や西宮の利便性の高い宿舎の事例、などの話も出ていた。


終了後、中央省庁の官僚である高校の同級生と兵庫県への出向関係についてやりとり。その省庁では、いつの間にか大学時代鵬志会で一緒だった2、3歳年上の複数の先輩が去年ほぼ同時に課長や課長級となり、その省庁の幹部名簿に載っていた。驚く。兵庫県に少し前まで出向されていた方も同じ幹部名簿に課長で掲載されていた(この方は同じ学校ではない)。と、そんな歳なんだ。そういえば、届いた年賀状に古巣の省庁に戻ったと手書きで書いていた大学同級生のことを調べてみると課長になっていた。課長になったとは書かないところが彼らしい。優秀なことはよくわかっているが、それにしても流石だ。しかも兵庫県と関係が深いポジション。心強い。しかし、皆さん凄いな。私も地に足をつけて頑張ろう。


昼食は出前弁当。ネットで見つけたお店のものらしい。人手不足に加えて、ウーバーや出前館の進出で、逆に無料での出前がどんどん減っているらしい。時代は変わる。


夜、この間、様々なことがあって酒量が増えていたが、今日はノンアルコール。強い意志をもたないといけない。