城崎国際アートセンター。温泉街の一角にある。バスで行ったのだが、向かいにある西村屋招月邸からNくんが忙しい中出てきて出迎えてくれた。以前、産業労働常任委員と若旦那の会の意見交換会の時もお世話になったが、Nくんは早大政経学部の同級生で佐藤俊一教授の地方自治ゼミでも一緒だった。今、西村屋の社長さん。
城崎アートセンターは舞台芸術のための滞在型の創作施設で、旧城崎大会議館をリニューアルして2014年にオープン。ホール、6スタジオ、最大22名が宿泊可能なレジデンスやキッチンなどで構成されている。アーティストが城崎のまちに暮らすように滞在し、創作に集中することのできる施設である。アーティストは最短3日間から最長3か月の間、滞在可能で、しかも無料という。豊岡を「演劇のまち」とするための「壮大な稽古場」という位置付け。フランスの有名女優も滞在していたが、飽きずに城崎の街を楽しんでいたという。
施設見学も。
その後、城崎温泉観光協会。
高宮浩之会長からコロナ禍における観光産業の現状や取り組みについて話を伺う。県のひょうごを旅しようキャンペーンを活用してのお客様も多いようだ。街中を見ていると観光客は一定戻っていると感じられた。元々海外からのインバウンド客は約10%なので国内観光客の動向が経営に大きく左右する。
ふるさと応援!ひょうごを旅しようキャンペーン(県説明HP)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr16/covid/competition.html
キャンペーンHP
https://www.hyogo-tourism.jp/furusato-ouen/
地元資本以外の参入があっても地域ルールを守ってくれるようにお願いするという。例えば、カニの食べ放題はやめてほしいと。カニのイメージを守るため。個人経営の旅館で成り立っている温泉地のため、個々がライバルというより全体で城崎温泉を守るというイメージがあり、協会の結束力も強いという。下のような垂れ幕が飾られていた。