姫路駅前は、みゆき通りのはまもとコーヒー。衆院選翌日ということで、私は街頭演説をお休み。
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その後、神戸の県庁。会派控室。昨日、兵庫1区で当選したI候補の名刺が机上に置かれていた。今回の選挙の流れの中で小選挙区で勝利するというのは凄い。名刺を見るとその戦略もわかる。
その後、議員団総会。議運や代表者会などの報告や予算編成申し入れ、議会改革、政務活動費活用ルール等についての対応協議など。
その後、姫路へ戻る。夜も電話やSNSでのやりとりなど遅くまで。在阪メディアの記者からも連絡があったので今回の選挙の受け止めなどについて突っ込んで意見交換。今日もテレビを見ているとメディアが権力を監視する役割を意識していないと思わせるような光景を見た。在阪放送局のテレビ番組。東京ではメディアと政治家の関係や姿勢は今でも意識されているが、大阪を含めて地方テレビではそうした意識そのものが低いというか、ないことすら増えている。もちろん今に始まったことではない。
今日話した人のように、社会問題においても常日頃から高い問題意識をもって番組制作などにかかわり、こうしたことをよく理解している人もいる。しかし、視聴率が目に見えてあがる現状に、民放は中毒になっていると言っていた。また、自民党の落選した元議員が在阪メディアの責任を主張していることには、過去には自民党も郵政解散で有権者を煽ったことがあると批判していた。確かに。
少し前に19世紀の心理学者 ル・ボンの『群集心理』に注目せよと軍師 河了貂に言われてみたが、ル・ボンによれば、「群衆心理」は、為政者や新聞・雑誌等のメディアによってたやすく扇動されてしまうという(名著113「群衆心理」 - NHK)。「群衆心理」は19世紀の書物で、今では加えてテレビやSNSだろうか。
投票の際に判断の要素として挙げられていたコロナ対策への取り組み。2年半前との大きな違いはそれだけといっても過言ではないだろう。都構想問題のあおりで同じ4月に松井大阪市長と吉村府知事の交替があった。これが大きく影響している。しかし、データ上も大阪府が実績をあげているならそれで何の問題もない。しかし、下記リンクのデータの裏付けをみても最も重視されるべき死者数のデータは逆だ。要は実績ではなく姿勢が評価されたということなのだろう。
札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門HP
テレビメディアが批判精神をどこかにもってもらわないと相手陣営からの批判は選挙のためとかになって通りにくい。
テレビメディアが視聴率を重視して動いてしまうということは、いくら資本主義ではあってもこわいことだと思う。今後益々重きが置かれるネットメディアは放送法による中立義務もない。これからどんな時代を迎えるのだろうか。