神戸の県庁。9月定例議会の最終日。早くに登庁。会派の議員団総会。議運、コロナ対策調整会議などの報告。

その後、本会議。決算特別委員会の委員長報告。驚くべきことに、私の指摘した内容も入っており、佇まいを正した(笑)。討論、採決。

その後、職員等の人事委員会勧告を受けて今後、給料表や期末勤勉手当の改定が必要になるが、期末勤勉手当の支給基準日が12月1日であることから次の定例議会では間に合わないため予め給与条例で措置しておくための条例改正案が追加提案される。そのまま関係委員会に付託、休憩。

その後、文教常任委員会。教職員分。流石にこれについての質疑はない。全会一致で可決。

関係委員会での審査終了後、本会議再開。付託議案を可決。また、昨年度に引き続き、コロナ対策費に充当するための議員給与条例等の改正。全会一致で可決。昨年度もその他の議会費も合わせて1億円削減し、県立病院のコロナ対策キセノンガス消毒装置を購入したと記憶している。今年度は総額8100万円。今秋にも削減した議会が他にあるのかはわからない。
 


その後、請願や意見書などの採決。閉会。議長や知事の閉会挨拶。


9月定例議会が閉会。ある県幹部が来られて、委員長報告に驚いたとの話も。県幹部だけでなく、議会他会派でも注目している人がいるということだ。普通に考えれば、面前であれだけ指摘されて平然と放置するというのも勇気がいるだろう。



その後、兵庫県議会政調懇話会。エストニア投資庁の元日本支局長の山口功作氏による『デジタル化の目指す将来像』と題する講演。


合同会社『側用人』の代表社員なんですね。側用人という言葉。流行っているのか最近耳にしますね。江戸時代の側用人 田沼意次のイメージで使われるときはあまりよくない意味ですが…。


基本的には、デジタル化によりID一つで受けられる行政サービスが格段に拡がっているという話です。エストニアという東欧の小さな国だから早期にデジタル化に対応できたということがもちろん背景にあります。

一方、日本はデジタルで行政サービスを受けるための本人確認の手段であるマイナンバーカードの保有自体を義務化していません。あくまで任意なので保有の有無で行政サービスに差を設けることが憚られる感じです。2021年4月1日時点の普及率は全国で28.3%。今でもカードを持ちたくない人に、なんとかマイナポイントを進呈するのでもって下さい!といった感じです。

デジタル庁はできたものの、この保有状況ではデジタルだけのサービスなんてやれば批判が出るでしょう。しかしこうした政治の判断でDXとかよく言えるなと思います。

一昨日の杉本元公正取引委員長の講演でも、金本位制ならぬ『情報本位制』の世界経済の中で日本がGAFAなどの下請けになってしまうことを懸念する話もありました。

講演はこのリンクのようなお話でした。


デジタルでは手続きできないのは『結婚』『離婚』これは文化的なもの。今日もこの話をされていました(笑)。



その後、『播磨臨海地域道路網促進期成議員連盟』の会議がありました。コロナ禍でも感染防止対策として限られた人数で進められた取り組みの報告などが行われました(私は副会長を務めています)。







現在は環境影響評価方針書の閲覧・住民説明会の開催を終え、知事の意見書作成の手続きに入りました。また、環境影響評価審査会、県の都市計画審議会も平行して行っています。

姫路・加古川バイパスは渋滞が慢性化しているだけでなく事故も多く危険です。国の事業採択にむけて着実に準備をすすめてもらいたいですね。

今日はこのほか、決算特別委員会でお世話になった皆さんと控室で意見交換など。

その後、同僚議員と情報交換など。驚く。

昼食は県庁南のディーディータイフードでパッタイ。久方振りに辛いものを食べたら蒸せた。