9月定例議会の招集日。早めに神戸の県庁。会派の議員団総会。代表者会、議運などの報告。

 

その後、本会議。S知事就任後初の議会だ。テレビカメラも含めてメディアの人の姿も多い。そんな中、まず知事の提案説明。国会で内閣総理大臣が就任後初めて国会で行う演説は所信表明演説だがそれに準じたものだ。皆注目していた。新知事が大切にする基本姿勢は3つあり、第1「開放性を高める」、第2「誰も取り残さない」、第3「県民ボトムアップ型県政を進める」だそうだ。

 

2は現代の為政者として当然の話。3は先王施政に対するアンチの姿勢を鮮明にしたものと受け止め、背景は理解はできるが、長期政権の間に培われたもの。当初からの話ではなかったという。リーダーシップをどのように位置づけるかを含んでおかなければならない。これだけ多様な考えのある社会。運用を間違えば何も動かないという結果になりかねない。

 

1は「開放性の高い」とは様々な壁を取り払いいオープンな県政を進めるということという。望むところ。県議会本会議や決算審議にあたってはそうした姿勢で行政のオープン化を進めてもらいたい。私も委員になる予定の決算特別委員会はその点での試金石にさせてもらう。

 

その後、行財政運営調査特別委員会の設置、委員の指名。行革の見直し時期となっている。後刻、委員会資料として見直し方針も示されているので見たが大きな変更はない。審査が難しそうだ。

 

最後に副知事の知事選出馬により空席となっていた副知事に片山県信用保証協会前理事長をあてる同意人事案件が提案される。選挙戦で女性副知事という話が出ていたため、公約違反として反対する会派があった。会派では説明に来た知事本人に対してU幹事長からその点を確認したが、民間や総務省からの女性登用であれば簡単だが、コロナ禍においては県政に精通している庁内登用が望ましく、現段階では庁内は女性管理職の更なる登用の段階とのことで女性副知事は将来的な課題であるとの話であった。

 

賛成多数で同意後、片山新副知事の就任挨拶。挨拶内容は一般的なものだったが、ひな壇の知事はじめ県幹部が白や無地のシャツが多い中、少し茶色の入ったような毛色の違うシャツを着ていたことに気づいた。こうした場では珍しいこと。

 

本会議散会後、会派控室に改めて就任挨拶に来られたのでシャツのことを尋ねる。すると、我が意を得たりといった感じで『これ播州織のシャツですねん。まず地場産品を着てアピールしないと』と元産業労働部長らしい発言をされていた。一本とられた(笑)。

 

午後、再び議員団総会。本会議の代表質問、一般質問について協議。

 

その後、病院局のA病院局長と面談。コロナ感染者の対応で県立病院に感謝の意を伝えてほしいとの要請を受けて医療現場の皆さんに感謝の意を伝えてほしい、感謝している患者や県民がいるとの話をさせてもらう。

 

その後、道路街路課のT課長ら県道太子御津線の茶ノ木踏切のバイパス工事事業の概要について説明を受ける。先だっての政務調査会で地域の早期完成の声が特に強いことを伝えておいた。これからのJR山陽本線の跨線橋部分の工事が特に工事時間に制限があるなど簡単ではない。粘り強く早期完成を求めていきたい。

 

今日は合間をみて、県庁1号館、2号館の方々とも意見交換など。程度の差はあるが、皆さん似たような話をされる。

 

昼食は長崎の出前弁当。初当選のころから食べている出前弁当もこのお店くらいになった。いつまでも続けて営業してほしい。

 

兵庫ジャーナルさんから先日の重要政策提言の写真を頂く。感謝。