兵庫県知事と県議会議長の公用車の車種選定の問題で朝日新聞が下記リンクの報道。何が770万円かというと7年リース契約のセンチュリーを途中で解約することになると違約金が必要になるということ。
 



県庁3号館地下駐車場にある2台の議長車。左は仮で使っているヴェルファイア。知事が車を乗り換えると、議長のセンチュリーも使われなくなったと…。これが二元代表制…。

その違約金の内訳は知事車が240万円、議長車が530万円を見込んでいるという。同じ去年7月からの契約なのになぜ違約金がこうも違うのかという話だが、実は議長車のほうが長い距離を走っているから。

知事は自宅である公舎まで歩くことが多くその距離も僅かだが、前議長は自宅が淡路島内であったため、議長車の方が長い距離を走った。財産価値としてはその分より毀損されたので違約金が多くなるということになるのだろう。しかし、この問題くらいでいつまで時間をかけているのかと県民から見られはしないか。象徴的な話ではあっても、金額ベースでは県財政をよくするという大きな話からはかけ離れている。
 

近年、当日記の誤字脱字等の校閲を買って出てくれているUさんから前日分について「病院の件は久しぶりに良い話ですね。こういう人は自らに陽が当たることは望まないんでしょうけど、是非とも陽を当ててあげたいですね」と修正箇所の指摘に加えて感想付きの返信。

「一隅を照らす(天台宗開祖 最澄)」ではないが、照らされていない話も積極的に取り上げたい。


返信と言えば最近『キングダム』についてのものもある。自分は読んでないとか詳しく知らないがというものが大半。

『キングダム』とは、2006年から『週刊ヤングジャンプ』で連載されている原泰久氏の人気漫画。現在も連載中。テレビアニメ化もされ、NHKで日曜深夜に放映中。私はこのテレビ版を過去分も含めて全て見たという状況(当日記にも書いたがNHKで東京オリンピックのまとめを見たあとに偶然見てしまったことでハマり、オンデマンドで見た)。

物語の時代背景は古代中国。「殷・周・秦・漢・三国・新〜」と覚えている人もいると思うが、周と秦の間の春秋戦国時代の末期の話である。『史記』の漢の直前で、『三国志』の400年ほど前の話だ。登場人物は実在の人物もいるし、想像の人物もいるといった感じ。

当日記では、実在の人物をキングダムの登場人物に比定している場合があるので、不明の点等は下記リンクの登場人物の説明もご参考に。

色々考えながら比定している。当日記でたまに登場するMさんをその真面目さから主人公 信の率いる飛信隊の渕副官にしようかと考えていたら、むしろM気質から楚・媧燐将軍のバミュウ副官だろうとのキングダム通からの進言があるなど、比定も簡単ではない。

 公式ホームページ(登場人物の説明も)


こんな展示会が神戸であれば間違いなく行くだろう。



菅総理の実質的な辞意表明を受けて、真の辞める理由、引き金となった事柄についての周辺取材の内容も少しずつ出てくるだろう。今日のことだけに今日はテレビやネット、明日以降は新聞を注視しておきたい。今日一はテレビ朝日に出演した後藤謙次さんの「気力がなくなった」だ(別頁)。

それはそうともう一つ私のアンテナを動かしたのは、K環境大臣が5日連続で総理と会い、総理の相談相手になっていたこと。K大臣は辞意表明後に官邸での囲み取材に応じ、自ら総裁選出馬を自重するように連日進言していたことを明らかにした。結果として自らの進言を受け入れ、志半ばで官邸を去る人の気持ちを慮ったのだろう、時折感極まっていた。同士なのだろう、それを批判するつもりは全くない。それより、この方に、この政局で連日進言を受けていたということ。この方の発言はネットなどでポエムとか評されていることがあるが、永田町では人気とは別に既にずれていると目されている。やはりバランスある側近が少なかったことも間違いないないだろう。この映像は繰り返し使われているが、可哀相は伝わるが、逆に、強面とか官僚操縦とか菅総理のこれまでのイメージを崩し、退任後の政治力を下げる要素まで孕んでいる。僭越だが、一国を率いるリーダーの要件を欠いていたということではないか。総理大臣と官房長官との間には天と地ほどの責任の重さ差があるということだ。