この間の報告をいくつか。先日来、ずっと携帯に着信があったが返信してもタイミングが合わずテレコになっていた案件があった。
ようやくつながると、ある医療機関の技師長。コロナの話だった。この医療機関は元々コロナ患者を受け入れる感染症指定病院ではなかったが、今春、県からコロナ患者受け入れ要請があった際に院内でも様々な意見があったが、受け入れることを決めた。院内感染を避けるため、患者動線を分ける必要性から新しい病棟に専用の病床を確保するとともに、新たな医療機器も整備する必要があるため、国の補助制度を県を通じて活用することもあわせて決めた。
ところが病院側が想定する必要な医療機器の一つが補助金制度の対象メニューに明記されてなかったため、申請した担当者と県側の話だけでは話が止まってしまった。現場からは「それなら受け入れを諦めよう」という話も出たと。
そこでその話を聞いた旧知の技師長から私に連絡が来た。副院長がコロナ患者を受け入れようと言っているのに何とかならないのかという話だった。
詳しく話を聞いた上で、コロナ患者が増えている中で民間が引き受けててくれるのは大変ありがたい申し出だとまず認識し、旧知の県のY感染症対策室長に連絡して、コロナ患者の受け入れに前向きな民間医療機関をみすみす逃すようなことがあってはならないこと、要綱解釈の弾力化等についてお願いした。するとY室長は医療機関の副院長と直接電話で話をしてくれ、その後、担当者も含めて交通整理ができ、最終的にコロナ患者の設備ができて患者の受け入れができるようになった。
その後は中等症を中心に県の要請で患者を受け入れていたが、第5波の感染拡大により重症患者も受け入れ、過日エクモ(体外式膜型人工肺)を活用せざるをえない患者が出たという。エクモで命がつながったときに副院長がその技師長に竹内に連絡してほしいと。あの時の御礼を言ってくれと。
技師長の電話には私は何にもしていないが命が救われて良かったですと言ったが、当時大変忙しいのに自ら電話して交通整理をしてくれたY感染症対策室長には私から病院からの報告内容と御礼の電話をする。この人がいなかったら救われない命があったもしれない。感謝。最後は感極まる。落涙。
(コロナ対応医療機関名は制度上非公開となっています)。
過日、姫路市内の通学路の安全確保について記したが、8月の夏休み中に完成していたというNさんからの報告も。