7月18日の兵庫県知事選挙以降、県政関係者と齋藤新知事の打ち出す「刷新」施策などについて議論を重ねて来たが、新しい話題も少なくなってきた。


兵庫県にも4度目の緊急事態宣言が出され、感染者数も高止まりする中、コロナ対策が最優先課題であることは論を俟たない。報道を見ても知事はそちらでの露出が大半だ。


刷新の司令塔、新県政推進室はどうなっているだろうか。人選は既報のとおりだが、専任の室長だと思っていたら企画県民部長と兼務になり、次長も含めて全て本業との掛け持ちになった。体制や人選で刷新といったイメージはわかないというのは衆目一致するところ。


中身はどうだろうか。我々も新聞報道で知るほかないので恐縮だが、2回目はコロナ対策がメイン。3回目会合を伝えた26日の神戸新聞の報道では、知事は「コロナ後の社会を見据え、公約で掲げた事業も準備をしないといけない」と語ったという。


具体的には、選挙で示した公約については、担当部局とイメージをすり合わせながら、実施時期や推進体制について話し合い、最終的に、どう具体化するのかは職員側から知事に提案する形を想定していると報じられている。


トップダウンからボトムアップへは公約だが、行政改革、特に今回のような政治的な公約の実現にも職員からの提案を導入するという。


部局に対して検討するようおろす公約の項目も公表されておらず、詳細は不明だが、9月にも協議されるらしい。職員との協議の模様を公開して事業仕分けのように報じてもらう考えかもしれない。民主党政権の事業仕分けを思い出すが、当時の蓮舫行革大臣役や民間の外部有識者はいないようだが…。イメージがわかない。


財源さえあればすぐにでも実現できる公約もあるが、部局に降りてきてないという話もある。


選挙から1ヶ月以上が経過し、当初あった、何かが変わるといった高揚感のようなものは議会周辺では感じなくなった。


選挙運動に関わってもいないのに私まで選挙後、一時、高揚感を感じていたのは、テンション高いですねと何人にも言われたので自分でもわかる。20年振りに県政を大きく変えようとするかもと感じたからだろう。


実は、自分の当初の見立てや具にその動きを客観視していた面々から聞く話とあわせて、選挙が終わるまで私はずっと冷静だった。だから選挙運動には関わっていないし、当日記でもわかるように本当に冷静だった。


そんな私に、選挙が終わってすぐ、王騎将軍が久方振りに連絡してこられた。王騎将軍は応援しておられたようで、今こそ改革すべきことがあると私に喝!を入れてくれた。確かにそうなれば自分の果たすべき役割もあるかもしれないと考えた。そこで高揚してしまったのだ。


県政には大きく変えなければならない懸案がある。過去に私なりに着手したが、変えられなかった。これは相当大きな力がないと変えられない。大きいことなので変えようとすれば一瞬で吹き飛ぶ公約も出るだろう。過去の負の遺産。詳しく知っていたらそうした公約は書かなかっただろうと王騎将軍は推測している。詳しいブレーンはいなかったのだろうとも。


県民の一部の方は選挙で知事が変わったことで、刷新を既に感じ終えているだろう。それで満足している人が実際は多いと推測する。とはいえ、本当に刷新するならこれからだ。


期待は高揚感となったが、成果が思うほどなくば、刷新に期待して応援した人は虚脱感へとつながるだろう。そうした結論になる懸念を知りながらも敢えて前を向く王騎将軍のような人はそんなに多くない。


喝をいれて頂いた王騎将軍には申し訳ないが、私は既にもとの冷静な自分に戻った。理想主義者と河了貂に言われたが、現実も直視しておきたい。オーバーウエートからニュートラルだ。過度な期待に高揚することなく、私なりに考えて一歩一歩行動したい。


王騎将軍はそれでも信(キングダム主人公)に期待し、後事を託したいようだ。漫画でもそうなっている(今日見た)。もちろん、私も信に期待するが、信はまだ将来もあり、漫画と違って、私達より熱くなく、冷静に見ている人だろう。いずれにしろ王騎将軍に万が一あれば骨は必ず拾わせてもらう。真面目な人が報われる社会にしなければならないからだ。


王騎将軍(右)と信


王騎将軍は自らの矛を信に託しました。落涙。

夏の高校野球の準決勝を見る。ベスト4全てが近畿。兵庫がいないのは残念だが、それにしても良い試合が多い。結果として、和歌山県代表の智弁和歌山と奈良県代表の智弁学園が決勝で戦うことになった。


智弁和歌山は元阪神タイガースドラフト1位入団の中谷監督が指揮をとっているという。私よりも5歳若い。和歌山を応援しようかな。



今日も昨日に続けてノンアルコール。思ったより眠れる。