最近の菅総理の囲み会見などを見ているとどこか様子が変だ。イライラが顔に出るなど少しテンパっているような感じもある。先の広島の原爆追悼式典での原稿読み飛ばしや長崎での遅刻などは単なる偶然ではなく、疲労の蓄積や思い通りいかない政権運営、支持率低下といったものが影響しているのではないかと感じさせる。顔を見ても生気が漲るという感じではない。

 

菅総理は、昭和23年(1948)の生まれ。72歳。私の母と同じ年の生まれだ。先日、実家に行って母と話をしたときに、同じ年に生まれた総理についてどう思うか聞いた。私は、同じ年齢であれだけのハードスケジュールをこなせるかという観点で聞いたのだが、質問がしっくりこなかったのか、噛み合わなかった。

 

新聞が伝える総理動静でも明らかなように多数の来客、閣議、国会対応、各種行事、囲み記者会見、コロナ対策会議など休む暇はないだろう。中身は別として、母が体力的にその分刻みのようなスケジュールをこなせるかといえば、絶対に無理だろう。

 
コロナ禍。人が数多く亡くなっている大規模災害だ。これが何波にもなって押し寄せ、収まらない。その最大の批判の的が内閣総理大臣だ。
 
安倍前総理のように休暇で別荘にいきゴルフを楽しむなんて話も聞かない(高卒で上京就職してから大学を卒業。そこから私設秘書・地方議員を経て総理となった叩き上げに別荘はあったとしてもそもそも似合わないが…)。
 
しかも総理就任後、政治分野の側近は色んな事情でほぼ壊滅状態。下記リンクのようにメディアからも心配する記事が出てしまう。
 
一国のリーダーだから忙しく、その責任の重さたるや当たり前のことかもしれない。とはいえ、最近の様子は正直少し荷が重いのではないかとも思ってしまう。
 
そんなことを私ごときが心配するというのも僭越だが、母と同じ年、自分の親世代。普通に考えたらこれだけ休まずに働くって凄いことだ。
 
衆議院総選挙は目前。自民党内からダイレクトな菅おろしの声は出ていないが、高市早苗元総務大臣が総裁選に名乗りを上げるなど総裁任期の9月を睨んだ動きも出ている。
 
まずは、来週日曜、22日の横浜市長選挙がポイントとなるだろう。各種世論調査などを聞く限り、当初は菅総理が全面支援する前国家公安委員長の小此木候補が先行していたが、調査によっては立憲民主党などが推す前横浜市立大学教授の山中候補が逆転してきている。トレンドは菅内閣の支持率と同じ傾向、このままだと総理の地元でも野党に先行されるというショッキングなことが起きかねない。
 
市長選の最大の争点はカジノの導入可否だが、両候補とも反対なのでこの点での差はない。導入を進めようとしていた現職市長が出馬しているものの、投票日が近づくにつれ勢いを失っている。当落には絡まないだろう。
 
こうした結果が出ると全国的にも大きく報道され、横浜だけではなく、これで総選挙を戦えるのかという声が党内から噴出する。そこで菅総理を支持してきた派閥幹部から総裁選での総理交代論が出るかどうか。簡単には出ないとは思うが、出たら雪崩をうつかもしれない。自公で過半数という最低限の勝敗ラインならともかくそこまで下げれないだろう。
 
衆議院議員は既に実質的な選挙運動に入っている。地元の選挙区で菅総理の評価など有権者の生の声を聞いている。「死なば諸共」などと覚悟を決めてしまうのはまだ早いと感じ始めている人もいると思う。菅総理の様子を見ていると浮上する要素は簡単には見つからない。横浜市長選は国政でも正念場だ。
 
 
日中は重要会合に出席。新しい知事の施策や方向性について改めて協議、確認するとともに議論を深めた。最近、夜には県政関係者とのSNSやメールを使っての情報交換や議論が続いている。オンライン会議とまではいかないが色んな情報交換もできて有意義だ。自宅なのでお酒をちびちび飲みながら。私のように普段大人しい人間でも少しお酒が入ると勢いもつく。調子にのらないようにしよう。
 
夜、県庁方面からの帰りに昨日現場確認した県道の路側帯破損箇所に行く。
 
昨日の様子
今日の様子(夜、しかもフラッシュ光量が低く暗くて見えにくくてすいません)
 
方向を変えるとこんな感じ。
今日、県姫路土木事務所道路2課による破損原因究明とアスファルトによる仮復旧が行われた。今日は強い雨も降るなか。地元の人からもこんな雨の中なのにと感謝されていた。まさに超特急の対応。今回だけの対応ではないことは私がよく知っている。本当にありがたいこと。県民の一人として感謝したい。