事務所を基点に諸活動。台風が昨日来たのを忘れるくらい、昨日とはうってかわって晴れている。しかも暑い。台風一過とはこのこと。昨日のうちに台風被害がまとめられているのでアップしておきたい。







昨日は朝4時に風の音で目を覚ましたと書いたが、雨はそれほどではなかった。姫路市内では強風による一部道路の通行止めや停電があり、人的被害はなかったものの、西宮市内では強風による転倒・骨折といった事例も。台風は温帯低気圧にかわり、過ぎ去って行ったが、また、これから台風シーズンに入ってくる。気をつけたい。


夕刻、ある人から県政の刷新推進体制、即ち新県政推進室について意見を求められた。1週間以上も前から私なりの見立てをしていたが、肝心の中身など知るよしもなかった。どうやら今日内示があったようだ。室長の発表から一週間とかなり時間が経っている。関係者の中では様々な憶測も含めて話があったのだろう。推進室の肝は当てたが、その他で大きく外したところもある。とはいえ概ね見立ての通り。


そうそう、話は変わるが、先週だったか、夜、NHKのオリンピック番組をみたあと、深夜だがアニメが放映されていた。『キングダム』。偶然チャンネルを回していたら始まった。


キングダムが、連載漫画であることや漫画家の方の名前はある報道で聞いたことがあるが、どんな漫画かとか、中身については全く知らなかった(昔、小学生の時に『週刊少年ジャンプ』を毎週買って読んでいたが、それ以降は週刊や月刊の漫画を継続的に買って読んだことはない)。


NHKがテレビアニメ版を放送しているんだ、まではよかったが、オープニング曲の背景映像に『秦』の旗がはためいている。燕も。斉や趙、韓、魏、楚って。もしかして、古代中国の殷・周のあとの春秋戦国時代の秦の旗なのか。『合従連衡』という言葉が生まれたあの時代か。キングダムってそうだったのか。そのまま30分ほどの番組を最後まで見てしまった。見終えると自分の予定表に「キングダム視聴」と入力した(笑)。見逃してもオンデマンドで見れる時代。昨日、子どもも誘って最初から何話か見た。


キングダム。後に始皇帝と言われる秦王政の歩みをモチーフにしているようだ。王であった父が急逝し、若くして跡を継いだがまだその力を発揮できるような状態ではないころから話はスタートする。実力者で摂政を兼ねた丞相 呂不韋の施政下であった。


当時はまだ中央集権が確立せず、地方の豪族も中央に対して独立色が高い。先代には従順のように見えたが、代替りで忠誠心が揺らぐものもいるだろう。


キングダムに初めから登場する個性ある地方豪族に王騎将軍がいる。過去の王たちと戦場で活躍してきたが、戦場外の宮廷内での文官の派閥争いなどには全く興味がなく、天下騒乱、乱世をへた中華統一を志向する武将として描かれている。乱世でないと面白くないといった感じだ。若き政王にその覚悟を試すような物言いもしている。大きく捉えれば、「王よ、中華統一という真の改革をする決意あるやなしや」と。


こうした王騎将軍のような考えの人がここにもいるかもしれない。この機をとらえないと何も変わらないと思う人もいるかもしれない。予想以上の静かな空気感に既に少し違和感を感じ始めている人もいるかもしれない。そうした人は王騎将軍のような過激派かもしれないし、真の改革を望んでいるからかもしれない。


いずれにしろ配下であっても直言居士として王に覚悟を試す提案をする人はここにもいるだろう。失うものがない直言居士は特に厄介だ。現代はそれで手討ちにされる時代でもない。そうした豪族たちを治めるのに武力なのか威徳なのか。そのあたりも興味深い。


そして、その次が私たちの出番ということになるだろうか。


いずれにしろ史実とは別にして漫画の中の秦王政の行く末、時間のあるときにまた見ていきたい。


夏休み、子どもたちは全くどこにも行っていない。申し訳ないので昼にどこか行きたいところはないかと聞けば、くら寿司という。食べ終わった皿で何かが当たるびっくらポンを回したいということもあるようだ。ということで城西のくら寿司。