兵庫県知事選挙投票日。私は選挙の投票は期日前投票ではなく当日に家族で一緒に行くことにしている。

 

私の知人で、昔から選挙の日は親が国民の義務だと教えてくれて一緒に行っていたと聞いたこともある。それが体に染み付いているので必ず選挙行っていると教えてくれた。

 

うちの場合は、子どもたちが私が言わずとも誰が出ているとか、どちらに入れるのかとか尋ねてくることもある。特殊な環境だ…。

 

そう言えば、ある青年向けの会合で『40代になって選挙に行ったことがない人は一生行かない』という話をしたことがある。結構驚かれて反響があった。当然だが誰が投票しているかのデータはあり、分析すると明らか。生涯一度も投票したことがない人が少しずつ増えている。理由はそんな歳まで行ったことがないことが恥ずかしく、投票の仕方がわからないので、他人にきくのも躊躇われるからという人が多いからとか。この仕事をしていると本当によくわかる。

 

 

話を戻そう。今回の選挙の投票率について、私は35%と予測していた(4年前が40%)。選挙について当日記に記すと法律上も差し障りが多いので記していないが直接の問合せには答えていた通り。もし投票率が30%を切るようなことがあると世論調査結果とは違う逆転が起こる可能性があると考えていた。結果は前回を若干上回り41 %となった。予想は外れた。

 

一方、選挙結果は事前の世論調査通りのものとなった。とはいえ、投票の締め切られた20時00分と同時に当選確実のニュースが流れたのには驚いた。『ゼロ当(確)』とか『ゼロ打ち』とか言われるもので、与野党相乗りVS共産系候補の構図とか結果が完全に見えている選挙や世論調査でダブルスコア以上の差がついているようなものならわかるが今回はそうではない。

 

齋藤候補に強く出ると思われた阪神間の投票率が一定あり、他地域とのバランスやトレンド調査に反する要素が一つもなかったことも後押ししたのだろう。

 

昔から当選確実を一番に出すことが各社の判定担当者の評価基準のようになっているが、一社が出すとそれにつられて他社も出す場合もある(皆で渡れば怖くないというものにも似ている)。今回はその要素もあったようだ。誤報を出した場合の責任のとり方は社によって全く違う。出しやすい社もあるということだ。いずれにしろ結果は正しかった。

 

とはいえ、投票終了直後の当選確実の報に困惑している方も多いだろう。特に敗れた金澤陣営で活動して選挙に関わって来られた皆さんの心中。このゼロ当はショックが大きい。直前まで競っていると思って運動をしていた人たち。これからテレビの前に座って開票結果を待とうとしている中でこれだ。こういう経験は二度と選挙に関わりたくないという一を出すこともある。

 

いずれにしろ結果はそれぞれの陣営や支援者の方により悲喜交々だ。

 

投票所は砥堀小学校。148年前に桃李(とうり)小学校として開設された。下記リンクにも乗っている校章はスモモ(李)とすぐ東に流れる市川をイメージしている。
 

 

 

 

8月1日から当選された齋藤新知事の任期がスタートします。新しい施策はどんなものが提案されるのか。議員として注視しなければなりません。これまで同様、知事と議会の関係は是々非々を基本にしていきますので宜しくお願い致します。