当日記で先日、人が集まるところとして「桃李(とうり、モモやスモモ)」について書いたが、知人からそのことについて連絡がある。


実家の畑にスモモを植えておられるそうで「私が小学校の時に苗を植え、もう樹齢40超でも、まだまだ鈴なりです。80過ぎの父親一人暮らしですが、よく人が訪ねてくれるのは、このスモモのお陰かもと思ってます」と。なんと!素晴らしい!


あわせて、まさに満開の白い花をつけたスモモとその後にたわわに実をつけた写真が送られてきた。




私の実家の隣、祖父母や伯父、伯母らが住んだ家の門のところにもスモモの木があった。この写真ほど大きくて立派なものではなく、私が子どもの頃には既に老木だったが、春に花は咲き、初夏になるときちんと身をつけるので、よく採って食べた。少し酸っぱくて私好みの味だった。


夏になるとセミがこの木にやってきて鳴いていた。果物や野菜を売りに来るおじさんはいつもこの木の前の庭に車を停めていた。近所の人も買いに来ていた。いまこのスモモの木はもうないが、大変懐かしい昔の思い出だ。


拙い話だが、先の『桃李成蹊』の話は何度か推敲し少し時間をかけて書いた。いい話を届けてもらった。Sさんにはこの場を借りて感謝したい。


夜、東京都議選についての開票速報を見る。午前中に旧知の政党関係者から、都民ファーストがこの週末に議席を戻したとの連絡があったので驚くが、本当に予想外に都民ファーストが議席を獲得した。

少し前までの期日前投票の調査を踏まえた予想と大違い。近年、最終盤にトレンドが変わるという選挙はなかった。小池都知事が入院し、退院して選挙応援に駆けつけたことの影響以外は考えられない。自民党の当初予想の議席数から20は減っている。その旧知の政党関係者はかなり憤っていた。とはいえ、私から見れば凄いの一言だ。世論というものを知っているのだろう。ずれていない、または、ずれていない側近がいるということなのではないか。とはいえ、それが正しいかどうかという話は別。選挙とは怖いものだ。