北条の県中播磨県民センター。兵庫県教育委員会主催の「ひょうご未来の高校教育あり方検討委員会 播磨西東部地区 説明会」。


播磨西教育事務所の八木所長の開会挨拶

県教育委員会の西田教育次長の会の趣旨説明を含めた挨拶

何のための会議かと端的にいうと県内でも少子化により生徒数の減少が下げ止まらないため、高校の統合は避けて通れないとの判断のもと、地域の声を聴くためのものです。

対象が播磨西 東部地区と分かりにくい地域名となっていますが、現在の高校学区の第4学区のうち旧姫路福崎学区のことです。

事務局からは県の教育次長、高校教育課長、担当参事ら。出席者は姫路市・神河町・市川町・福崎町の各教育長と各中学校長会長、管内選出の県議でした。

まず、事務局から高校の統廃合について有識者や関係者などで1年間話し合ってとりまとめた「ひょうご未来の高校教育あり方検討委員会報告書」の概要説明や望ましい学校適正規模、学校配置の定員や生徒数の推移などについて説明がありました。



















その後、市町の側からの質問や意見があり、県教委からの回答や意見交換、また、出席した私を含め3人の県議からも意見が出されました。

姫路市では市立3高のあり方検討会が予定されているそうです。特色化をはかるなら他府県での先進事例はいくつもあります。しかし、全てにおいて私が市議の時代にも指摘しましたが人事異動という課題が横たわります。これが全てのネックでしょうね。私立とはなぜか違うんですね。

答弁する兼本課参事

これまで兵庫県教委では生徒数の減少に対して、学校数を減らさず、クラス数を減らす運用で対応してきました。

資料にある通り、過去の平成元(1989)年度の中学3年生の卒業生は9,800人に対して、現在の令和3(2021)年度は5,000人、将来の令和11(2029)年度を4,600人としています。

実は私が中学を卒業したのは平成元年度。私のころから生徒数は丁度半減しています。一方、この間、学校数は旧姫路福崎学区は減っていません(第4学区全体では、旧西播学区の新宮高校と龍野実業高校が統合され龍野北高校になり、1減となっているだけです)。

統合が必要な理由を、教育カリキュラム、部活動、財政面での理由など様々な観点から説明されました。その中で、最後に高校教育課長が述べた「(これまで学校の統廃合を避け)学級数を一律に削減してきた」方法を続けていけば、生徒にとって望ましい適正規模を全ての学校において欠けさせるだけの結論になります。

私は、以前からこの策は「下の策」だと常々言ってきました。

子どもの学びたい高校とはどんなところなのか、生徒という当事者の考えや思いという最も大切な論点が後回しになり、地域拠点の存続など現に学校に通っていない者の観点が強く出ていると感じています(同窓会なども含む)。先の報告書でもこの視点は抜け落ちています。

そのため、私からは高校の統廃合や学区の全県化などは既に他の都道府県の多くで着手した内容であること、一般的な普通科の再編では、傾斜削減によって、子どもや保護者からの反発が以外に少なかったという徳島県などの事例などについて説明しました。

また、予測の出ている2028年度以降も現在の出生率の状況ではさらに生徒数は減り続けること(コロナで減少に拍車)、報告書の適正規模の考えに基づけば、播磨西 東部地区の高校のあり方は自ずと見えてくる旨発言しました。管内には人口の大きな姫路市があるからまだ減少幅は緩やかなんですね。

この県教委として初の本格的な高校の統廃合に向けた基準や実施計画の策定は今年度に予定されています。

私は今年度県議会文教常任委員に就任しました。委員会の場では、県立高校が地方部の地域活性化の拠点となっている現状はもちろん踏まえつつ、子どもにとって何が最も望ましいのかという視点を忘れず、子どもの立場を代弁するつもりで議会でも発言していきます。


西田高校教育課長による閉会の挨拶

その後、県姫路土木事務所で調査対応、少しうろうろ。他の県議らも同じようなところをうろうろしていた(笑)。

その後、会計事務所。M副所長と懇談。小池都知事が過労のため入院したと報道されていたが、そういえば、このMさんは若かりし頃、参議院議員だった小池さんに怒られたことがある。小池さんのあの頃は今と違ってかなり尖っていた。コロナにオリンピック・パラリンピックに難問山積。過労というのはよく理解できる。まずは健康。

その後、事務所に戻る。高校の同級生の旧姓Mさん来訪。本題のあとに、昔話など。私が高校時代はガリガリで、(北斗の拳の)ケンシロウみたいだったとか(苦笑)。同じ文系だったが同じクラスになったこともなく、知らない女子と話すこともなかったので、在学中は話したことはないが、お父さんや同窓会幹事の縁で連絡をもらったりしている。私と違って目立つ人。