事務所で事務作業の後、県議会文教常任委員会の管内調査に地元議員として出席するため、香寺町にある日ノ本学園高等学校(女子校)へ。私立高校は県私学振興課が所管している。ICT教育、タブレット導入についての調査。


県議会文教常任委員会の栗山委員長の挨拶


タブレットを持ちながら説明する中川校長

学校法人の理事長も兼ねる中川校長によると、生徒全員が学校指定の同じタブレット端末を購入し、普段の授業での活用をはじめ、コロナ禍での遠隔授業、臨時休校などの各種連絡、将来的なデジタル教科書への移行準備など様々な用途で活用しているとのことでした。国語・英語などの辞書アプリが全て入っているのでそれだけでも便利とか。

また、日ノ本学園高校は部活動にも力を入れており、全国大会多数優勝のサッカー部が有名ですが、他にもインターハイ出場を決めた新体操部なども活躍しているとのこと。その新体操部の演技を講堂で特別にみせて頂きましたが、素晴らしかったです。知人が以前から指導に関わっていると聞いていたのでそんな話もしました。





また、友人の姪っ子Rちゃんが去年まで生徒会役員を務めていたと聞いていたので校長に尋ねると褒めておられました。今も進学した短大の学生の集まりで司会をするなど頑張ってくれているとのこと。私も小学生の頃から知っているので聞いて嬉しかったです。


また本校は創立以来女子校ですが、来年度から初となる男子生徒をFA(フリーアカデミー)コースで受け入れる方針とのこと。驚きました。少子化は私学の経営にも大きく影響してきてますね。

玄関前に立つサッカー部全国大会優勝記念碑

終了後、北条の県姫路総合庁舎にある播磨西教育事務所へ向かう。途中、香寺町内にあるK市議の事務所に少し立ち寄る。

県播磨西教育事務所の所管事務調査。

播磨西教育事務所の八木所長の挨拶、事務概要説明。

その後、委員との質疑応答。終了後、地元議員として私が挨拶。調査資料にある最新の学校や児童、生徒数や近年の小中学校の統廃合、複式学級の状況などをみると、少子化で私立学校の経営が厳しくなっているとの話は何も私立だけではないことがわかります。




西播磨の公立小中学校では既に学校の統廃合を実施した自治体も多いです。また、姫路市でも学校規模適正化の議論が進められていると先日聞きました。

そして兵庫県でも県立高校の統廃合の議論がスタートしています。現在も小規模校で遠隔オンライン授業として1人の教員が複数の学校の授業を同時に行うなどして学級数の少ない学校でも様々な科目を勉強できるシステムなども始まって対応していますが、こうした対策で全てが解決されるわけではありません。

また、高校の統廃合を避け、これまでのようにクラス数だけの削減を続けていくと、最終的には1学年1学級の高校を作り続けることになります。更に進めば定員割れが進んでいくことにもなります。生徒の教育のためを第一に考えるとこのクラス数削減だけの対応が限界を迎えつつあるということです。

このまま少子化が進む一方では、この議論が収束することがないということになります。なんとか明るい未来の話をしたいですね。子どもを生み育てやすい社会にしたいですね。それしか将来的な解決策はないような気がします。

昼食は香寺町の広島焼えたじま。時間がなく広島焼は頼めず。オムそば。そばの麺が中太麺。オタフクソースと少し辛いソースを混ぜて汗をかきかき頂く。