神戸の県庁。県議会代表者会に代わるコロナ調整会議。9月議会のコロナ対応方針について若干の変更。議場の議席は隣席との間にアクリル板を設置したため、従来の席に戻ることになった。ほか感染者が会期中に出た場合の質問者の変更等のあり方など細部にわたり決定。

その後、産業労働常任委員会。9月議会に提案予定の補正予算の説明。

 

9月補正予算(案)

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk20/documents/9gatuhosei.pdf

 

ついで産業労働部が所管する県外郭団体の活動状況や経営状況、財務諸表等の報告。

 

私からは一部団体の財務諸表の、非上場で満期前の市場売却が難しい債券の保有状況について質問。具体的には保有する有価証券の帳簿価格と時価の評価額が個別に明記されていないことを指摘しておく。

 

上場されていない、流動性の極めて低い地方債などは市場価格での評価ができず、満期での価値を前提に割り戻して現時点での評価をしたものが時価評価となる。時価評価の方が簿価より低い場合は、低価法に従って低い価額で評価する。購入当初などは当然元本割れすることもある。だから評価損が出ていてもおかしくないが、あくまで想像である。

 

財務諸表からは大阪府(市は間違い)が発行した26億円ほどの府債(債券)を購入しており、決算段階で見掛けの評価損が4千万円ほど発生していると推測されるが、あくまで推測。間違っているかもしれない。質問しても確かめようもなかった。

 

公益法人による有価証券運用は過去に仕組債などで多額の損失を出した事例もあるがその責任の所在はうやむやになることがある。こうしたことははじめから「公益法人会計基準」により、財務諸表に対する注記の中で明記しておくべきだ。それで事足りる。その後、経営商業課の所管事務調査。

 

その後、議運。正副議長選挙の混乱、6月議会のように極一部だが県民の負託を受けた議員としては有り得ない投票行動を行ったものがいる。こんなことが繰り返されており議会の権威に関わる。きちんとした対策が必要だろう。

 

その後、会派の幹事会。議員団総会。コロナ調整会議や議運等の報告、9月議会の代表質問の内容協議など。


その後、会派の政務研究会。講師は神戸大学大学院工学研究科の森井昌克教授。「スーパーコンピュータ富岳に期待するイノベーション」と題する講演を聞き、質疑応答。

 

 

神戸にある理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」が新しい「富岳」に交代することになり世界一の演算速度を再び達成しましたが、その機能や役割、また今後の課題などについて説明を受けました。
コロナウイルス感染症に関連して、人間が咳をしたときの飛沫の飛び方を、つけるマスクの種類に応じてシミュレーションしたことは先に報道でみました。また、台風の進路予測など具体的に社会に役立つコンピューターであることも聞きます。かなり専門的な話ですが素人の私たちにもわかりやすく説明下さいました。ありがとうございました。
 

森井昌克先生のプロフィール
http://srv.prof-morii.net/~morii/

 

 


兵庫県警のサイバーセキュリティ対策にもご協力頂いています。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

その後、同僚議員と話し合い。昨年秋に露呈した課題が解決に至っていないことを改めて確認。現状が改めて確認できたことをよしとしたい。

 

昼食はDDタイフードでガパオライス。