今日も自民党の総裁選の現在の状況が報道がされている。まず国会議員の票の行方、誰に投票するかだが、メディア各社は各議員にアンケートを行っている。その結果がほぼまとまったようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/390e85ff32c4f894ed8254871fb8e3fdd739e2ab


派閥に所属し、その指示に従順なら、具体名まで回答しても基本的に差し支えない。今回は菅氏が勝利することは確定しているので、菅氏と答えておくことは党内主流派にいるためにはまず必須である。

個別の議員ごとの回答内容は地方紙などではあるのかもしれないが、回答した結果が議員ごとに個別に公表されなくても、回答がメディアだけに把握され留まるものではないことは国会議員は皆知っている。

非公式な形でなぜか派閥に還元されるからだ(笑)。変な答えをしていると反乱分子扱いになる。派閥の方針に関係なく別の候補への投票を既に明言しているいる議員もいるが、今後のポストに固執することもないような唯我独尊の方だ。

そんなことより、今の注目は県連票を含めた2位争いだ。石破さんと岸田さんが競っていると報じられている。私は2位争いに意味はないと過日書いたが、その意味は、1位が断トツ過ぎて2位に銀メダルとか準優勝とかの扱いは全くないということ。

今日は加えて3位になると政治生命にも影響しかねないという話になってきたことを記しておこう。なぜなら党員票まで菅さんに集中するという予想外のことが起こっているから。

国会議員で明確に石破候補に投票すると宣言する人は、安倍政権同様、菅政権でも冷や飯をくう可能性が高い。そうした背景を知りつつ石破候補に投票すると明言している議員は実際の投票で裏切るわけがない。裏切るメリットはゼロ。

一方、いま岸田候補に投票すると明らかにしている人は岸田派所属が基本で、もとは安倍後継候補の扱いだった。岸田さんに投票して冷や飯とかいう覚悟でもないだろう。

永田町にあるのは、いま菅候補に投票するとメディアにも宣言しておいて、実際には岸田候補に投票する人が何人出るかという話だろう。

総裁選挙は一般的な選挙と同じく、記名投票ではなく無記名の「秘密投票」だ。これまでの両院議員総会はテレビなどでも生中継され、議員名が点呼され、壇上の投票台で投票用紙に記載して投票箱に投函するから絶対に誰に投票したかはわからない。秘密投票であるがゆえに、実際の投票では、メディアに宣言した名前と違えることも可能ということだ。

今回は1回目の投票で1位が過半数を超え、決選投票の可能性はない。メディアで2位争いで競っているとの予測がたってしまった。こうなると、菅候補に入れるつもりだったが、天の声で岸田候補にいれるという話が出てくる。色気が出たのだ。

主要派閥が軒並み菅候補を支援すると決めた。党員票は石破候補が強い。123は決まっていたはずだった。それが党員票まで菅候補に流れている。圧勝だ。

石破候補を3位、つまり最下位にさせ、今後の影響力を削ぐことができる。メディアでも3位だと今後総裁選に出ることすらできなくなると行った声を拾い上げている。

永田町の人は皆〜んな薄々想像している。

今回の総裁選で石破さんが自民党の国会議員、特に安倍政権を支えている主流派にかなり嫌われていると国民は大きく知らされた。実は一般党員や地方議員も国民と同様に初めて知らされてショックを受けている。本当にこれまで地方を回っていたから。

結果、事前の話と違って、長いものにまかれる党員票は国会議員並の結果になる。驚くべきだが、人間、流れに乗って勝馬に投票するものだ(過日、世論調査の内閣支持率の急変で示した通り)。

岸田候補の国会議員票がアンケートから何票上積みされるか。いきなり不自然な形で2位にならないように直前まで調整されるのではないか。事前のアンケート結果と著しく結果が違ったらまずいだろう。

公開討論会や記者会見での岸田候補の発言をみていると、「分断から協調へ」というかなり安倍政権に対する意味深なスローガンをはじめ、森友・加計問題についても少し踏み込んだ回答をして、安倍路線の無批判の継続という路線からはかなり距離を感じさせる。中継などを天から見れば苦笑いしていることもあるだろう。

とはいえ、次の次まで考えれば、キングメーカーの考えることは容易に想像できる。

これまでの自民党の歴史からみてもちょっとありえない感じの徹底した石破潰しの姿勢(もちろんこんな調整があったなんてメディアで報じられることはない。墓場まで持っていかれる話)。

わたし的には「分断から協調へ」や「納得と共感」のほうがすっと入る。「自助・共助・公助」は自治体ではよく災害対策の際に使われてきた言葉だがなぜ今なのかと。

根っからか、弱い方に加勢しようと考えてしまう。私の意見は適当に聞いて下さいね。

と、ここまで書いて、22時25時、TBSのニュースキャスターで田崎史郎さんが同じような解説をしている。田崎さんは岸田さんにまわる票は「同情票」と言っている。まわすと言っていない。議員個人が自分の意思で同情でまわすことはありえない。天の声によるものだ。しかも目的は全く違うだろう。3位にして潰す。当初の予想より弱いのは石破候補だ。田崎さんは敢えて違うことを言っているだけだろう。必要以上に回すかもしれない。確かに決着がつく。とはいえ怖い。

私は真似して書いたのではありません。いま22時28分。UPします(笑)。


昼食は日清どん兵衛天そば。乾燥わかめ追加。こんな年にもなって昔のように親に小言を言われるのでカップ麺はUPしないとしていますが、読者の方から「本当にカップラーメン食べるんですか?」と聞かれたので…。子どもにまた買ってきたと言われるほどです。

初めて東京で一人暮らしをしたときにこれをよく買って食べました。高校までは実家ではどん兵衛といえばきつねうどんしか食べたことはなかったです。初めての一人暮らしでお金がなくて満腹にするために一味唐辛子をありえないほど掛けて食べました。この天そばをみると京王線の山田駅前ローソンで初めて買った天そばのことを思い出します。大盛りだったかな。