事務所を基点に諸活動。週末からの内閣の交代劇に注目しているが、別の分野で最近驚いた話は、東証一部上場の「株式会社パソナグループ」が現在東京に置いている本社機能を淡路島に移すという話だ。

 

総務部門を中心に1,200名もの人が淡路島で勤務することになるという。業態や展開が大きくなって神戸にある本社を東京に移すという話は聞いたことがあるが、その逆だ。何より規模が大きいばかりか、淡路島ということで更に驚く。

 

もとより、同社は人材派遣業で大きな収益をあげていることや、南部代表が神戸市出身で現在も淡路島で多数の観光施設等の運営を手掛けているのは知っている。兵庫県とも関係がある。とはいえ、今回の方針表明には驚いた。


同社の公式HPをみると、売上高は連結 3,270億円 (2019年5月期実績)、従業員数9,317名 (連結・契約社員含む)、グループ会社・連結子会社 : 67社、 持分法適用会社 : 11社というかなり大きな企業グループになっている。

 

神戸新聞社が同社の南部代表に直接インタビューをしているようなのでリンクを紹介しておきたい。

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202009/0013659795.shtml

 

その後、過日士業の方を紹介させてもらった方が事務所に再訪。無事に契約ができたとの報告だった。お役に立てて何より。

 

午後、市外から来客あり。一見、真っ当に見えても、見えないところで不正等をしている人を探しているらしい。何かがきっかけで不正が見つかれば裁きを受けるが、見つからなければお咎めなし。証拠がなければ推定無罪とはいえ、大きな不正が推測できるがその証拠は見つけられないからそのままお咎めなし、みたいな世の中は嫌いだ。

 

別れ際に「おてんとうさまはやはり見ていた、と納得させる世の中にしてほしい」と言っておく。

 

 

国会で首班指名を行う臨時国会の日程が9/16召集、会期は18日までの3日間ということで自民党と立憲民主党の国対委員長会談で合意したそうだ。召集日は内閣に決める権限があり、臨時国会の会期は国会が議決する。国対委員長が勝手に決められることではないので幹事長や現総理らとの協議の上だろうが、所信表明演説や代表質問の日程をとらなかったのには少し驚いた。

 

永田町関係者から下記のように首班指名のあと、所信表明演説と代表質問だけ行ってその最終日に解散するという説もあるとの話を聞いていたからだ。

 

国対委員長会談では、代表質問の話も出たようで、臨時国会閉会後、早々に2回目の臨時国会を開くよう野党側から求めたと報道されていた。

 

自らの派閥を持たず、派閥の推薦によって国会議員中心の両院議員総会で石破候補らに勝利することになる菅新総理。今後、派閥の介入を限定的にして人事や施政を行うには自ら早期に解散して一定の勝利することに限るだろう。「国民の真を問い、信任を受けたのは私だ」と言えるから。

 

会期3日間は予定総理の意向を受けたものか不明だが、森山国対委員長と菅新総理のかなり近い距離間、与野党合意をしたものを与党から裏切るのはタブーであり、森山さんは国対委員長の在任期間記録をもつような方であるので確認の上決定しているだろう。

 

もちろん代表質問なしで解散することは可能だ。解散に政策的な大義が必要かどうか。よく解散の前にメディアなどで指摘されるが国民は解散すればそんなのすぐ忘れるというのが答えだ。「代表質問をせずに解散した」と野党が批判しても国民からすればそれがどうかした?野党は早期の解散総選挙を求めていたではないか!になるだろう。コロナ渦で選挙をするのか?という批判。香港で延期するするがアメリカ大統領選挙は予定通りだ。蜜になる集会を開かないくらいで、もしコロナを理由に投票率が下がればどちらが有利なのか。簡単な話。

 

「新しい政権運営をするにあたって自民党の国会議員を中心とした限られた人の信任だけではなく、広く国民の声を聞こうと決断した、解散して国民の信を問う!」と言う可能性。私は十分にその可能性があると思っている。組閣後に身体検査で漏れたスキャンダルの類などがあれば新内閣発足直後の支持率のご祝儀相場はすぐ崩れる。そのリスクはあとにならないとわからない。

 

いずれにしろ日程は別にして永田町では秋の解散を見越した動きも出てくるだろう。今、テレビを中心とするメディアは3人の候補の生い立ちや家族、苦労エピソードなどを朝から晩まで報道している。ワイドショーなどを含めてこの話題でコロナを凌駕し、テレビをジャックしている。本当に嫌な質問などもなく概ね好意的に取り上げている(総裁選で好意的なのは今回だけではなく常識的なことなので念の為)。方や野党への注目はほぼ皆無だ。組閣までこの状況は続く。そこで解散したらどうなるか。菅新総理でなくても今のテレビを見ていたら解散したくなるのではないか。

 

(既に一部誤りが判明している予定カレンダーですが念の為掲載しておきます)

9月 

10日(木)立民系新野党代表選出・党名決定

14日(月)自民党両院議員総会、総裁決定 

15日(火)新野党結党大会

18日(金)臨時国会召集、首班指名、組閣 

25日(金)衆参本、所信表明演説 

28日(月)衆本、代表質問 

29日(火)参本、代表質問、衆議院解散 

 

10月 

13日(火)総選挙公示 

25日(日)総選挙投開票 

 

11月 

3日(火)米国大統領選 

5日(木)特別国会召集、首班指名、組閣 

 

 

昼食は梅ケ谷のアマルでパスタ。暑いので冷製トマトソース。