コロナ第二波が県議会を直撃したということで私も外出を控えるなど自粛を続けている。子どもたちも夏休みというのにどこにも行っていない。代わりにといっては何だが、ビニールのプールを出し、甥や姪も呼んで遊ばせる。ビニールプールと言えば口で膨らますというのが、私の常識だが、今の時代、空気を送る機械が安価で売られており、自動化されているようだ。何でも便利になる。

 

そういえば、兵庫県知事が明石市長にネット会議で厳しく糾弾されているニュースが流れていた。新型コロナウイルス対策について知事と、保健所を運営する政令指定都市・中核市の各市長のオンライン会議でのことだ。大阪府と比較して兵庫県が劣後していると。明石市長がキレた感じで怒鳴っている。知事も具体的なことを教えてほしいと反論していた。広報宣伝に関する比較については住民から話を聞くこともある。それは知事と市長でやり合う話なのか。私的には中身よりも何度かの暴言事件を思い起こさせる感じで常軌を逸していると思った。

 

騒動を伝える産経新聞(8/4)

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8d3e5c17d8263ab29200a2a9bc8a9a57bca0044

 

非公式な場ではなく、メディアにも公開の場で市長が知事を罵倒するなんてことは初めて見た。世間で様々な批判の声があるのは承知しているが、場を考える必要もあるのではないか。批判の矛先は大阪との比較だが広報や宣伝は除いて、こと感染に関して言えば同じ人口あたりの感染者数の数値など劣後しているものはないと承知している。


【都道府県別】人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移(札幌医科大学HP)

 

第二波の感染者数の大きな較差から恐らく感染者に対する保健所によるケアは、職員数の比較から段違いだと推測できる。自宅待機者数に限れば兵庫はゼロだ。批判は批判として実際にデータで冷静に見ることも必要だろう。


連日コロナ対策にあたっている県職員が「大阪あげ、兵庫さげばかり、いい加減にしてほしい」と私に連絡してきたことがあると以前書いた。テレビを活用できるかどうかと実際の結果はリンクしていない。現場の職員と一般の県民意識の乖離は不幸ということもできる。数字は嘘をついていない。

 

来年夏の知事選挙を睨んだ動きだと解説してくれた事情通もいた。それなら逆に判断ミスだろう。