検察庁法を改正し、定年延長などを可能とする法案に関連して、昨日、黒川検事長が産経新聞の司法担当記者2人、朝日新聞の元司法担当記者(現在は管理部門)と麻雀をしていたと昨日発売した週刊文春で報道された問題。発売当日の夕刻、本人から検事総長あて辞職願が提出された。
 
緊急事態宣言中であったこと、賭けていたこと、被取材対象である新聞記者との関係、ハイヤーでの自宅までの送り届けなど指摘される問題は多い。また、辞表が受理される前の一連の行為についての処分は訓告。異常な速さのスピード処分だが、懲戒処分ではなかったことも波紋を拡げている。
 
文春には驚くことに、取材の端緒となった情報提供元の記載があり、新聞側からも一部情報が開示されている。密室の中のことではあるが、口裏合わせ等をして、在職を続けるのは無理と判断されたのだろう。
 
この問題は当初から異例のオンパレードでウオッチしてきたが、驚きの幕切れ。逆に哀れだ。誰が最初にこの総長人事を考え、絵を描いたかは別として、それに乗ったか乗ってしまったか。いずれにしろ欲を出したばかりに晩節を汚した。「後の祭り」いや「雉も鳴かねば撃たれまい」のほうがしっくりくるか。
 
子どもたちが今年2回目の登校。居住地域により登校日を分けた分散登校らしい。とはいえ、昼前には帰ってきたそうだ。