朝からSNSを通じて問い合わせあり。下記リンクの記事が発端。兵庫県は大丈夫なのか、もっと酷いのではないかと。コロナの問題では常に大阪と比較され、総じてお叱りを頂いている。


夕刻、国の緊急事態宣言の延長を受けて兵庫県でも18時過ぎから知事が記者会見を行ったが、同様の質問が記者からあったそうだ。

【神戸新聞の速報から】
-PCR検査の増設は。
(井戸知事)今、断っている状況にはない。現在1日354件を検査できる。今までの最高は1日180件くらい。

PCR検査では兵庫県や保健所設置市はしっかり対応していることが数字でわかる。過日あげた東京や大阪のような陽性者の多数の自宅待機も発生していない(自宅待機の発生の有無は昨日、山梨県から感染判明後に長距離バスに乗って東京に戻った人の事例からもわかるように行動制限のない状態ということ。感染症予防のいの一番である隔離が出来ていない状態なのにほとんど放置されている)。

コロナ対策については都道府県の知事によって住民からの評価に大きな差がある。総じて大阪や北海道、東京が高くて、兵庫はかなり低い。ネットなんかでは見ていられないほどだ。確かに寄り添う姿勢がつたわるかどうかはこうした社会不安があるときは重要な要素だと思う。住民に対するメッセージもそう。兵庫がよく比較される大阪はそうした発信力が凄まじい。また財政力もあるので補償の点では大阪のような対応は出来ていないことは事実。遅れているところはあるが、いま全てにおいて劣後しているような話になっている。

私がコロナ対策の評価として考えている感染者数や死者数(加えて経済や教育への負の影響の少なさ)という結果の評価ならばある意味当然の批判だがそうなのか。まだ途中なのでこうした判断はあとに譲るとして、今のこうした評価が、感染者に対応している現場への評価と同じになったら不幸だ。実際には既にそういう評価をしている人もいる。県庁への苦情の電話もあるそうだ。私が行くところでも最後には兵庫は駄目という話になってしまう。私に直接そういうのだから…。

先週も県議会から兵庫県当局への要望会で、兵庫県がきちんと対応しているところは県民にしっかり伝える必要がある(県の対応が県民にほとんど伝わっていない)と同僚議員が金澤副知事に言っていた。報道ではもはやロール固定の状態でこうしたことが伝わらなくなっている。極めて残念だ。

私も今日も出勤という現場の方に改めて事実確認と昨今の報道されている印象について聞いてみた。事実も会見内容と同じで評価や認識も私と同じだった。悔しい思いがある。

良いところは学べば良い、ただ、現状の対応状況は卑屈になるほどのものではない。真面目にやっている現場がある。批判されるのは政治家だけでいい。現場と分けて考えてほしい。