神戸の県庁。予算特別委員会。審査は教育委員会。新型コロナウイルスによる大きな影響を受けている教育現場への支援や県内の自治体で休業をするかどうかの判断が学校設置者(法的には教育委員会だが実質的には首長判断)に分かれていることなども質問があった。また、過日、県立飾磨工業高校多部制柔道部で体罰が行われていたとの報道があったが、調査中ということだった。

国会ではインフルエンザ等対策特措法の改正案が可決、成立した。多くの野党も賛成した。当然だ。新型コロナウイルス感染症をインフルエンザ等対策特措法の対象に追加指定しただけなのに大騒ぎしている人がいるのには驚く。何を言っているのか。現行法にある制度だ。

緊急事態宣言は民主党政権時代に制定した新型インフルエンザ等対策特別措置法で規定(現行法の規定リンク)したもので、今国会の法改正は新型コロナウイルス感染症をこの法律の対象に追加したに過ぎない。

今回もインフルエンザ等の「等」の部分に該当するため法改正は不要ではというのが当時の制定者の意見だったが、解釈だけではよろしくないという意見もあって改正したようだ。従前から反対していた人は別として既存の法制でインフルエンザと同様に被害が出ているのに新たなことのように私権制限とか退席とか大騒ぎしてる人がいる…。過去の新型インフルエンザを明らかに凌駕する影響が出ている事実を前に今回の適用は当然のことだ。

官報を見ればその改正内容は一目瞭然。新たなことは何一つもない。一部野党内で揉めていたが反対しなくて良かった、まだ良識があったと言っておこう。

3月13日公布、3月14日施行される。

その後、週明けの予算総括質疑に備えて打合せなど。新型コロナウイルス対策については世界での状況を含めて刻一刻と状況が変わっている。本県内では医療機関や福祉施設などで集団感染が発生している。こうした影響の大きい拠点で今後のマスク不足などの懸念もある。しっかり対策を立てないといけない。