電車を乗り継ぎ東京は品川。港区のシェラトン都Hで開催の総務省主催「地方議会活性化シンポジウム2019」へ。県議会正副議長や議運委員長が出席できないということで議運副委員長の私が代わって出席。




冒頭の主催者挨拶…。

基調講演のテーマは「"地方議会の成り手不足"と地方議会改革」…。



















近年、成り手不足がかなり深刻化していることは報道もされていますが、議会内にいると立候補者不足どころの表面的な話ではなく、その内実はさらに厳しいと感じています。こうした課題をはじめ女性参画などの課題について引き続いてのパネルディスカッションの場でも熱心に議論が行われました。






こうした課題や議会改革については私なりに結論の出ている話で特段新しいことはありません。成り手不足で言えば民間企業が優秀な人を雇いたいときにとうするかと何の違いがあるんでしょうか。

トータルコストを上げる選択肢は住民には理解を得られないでしょう。パネリストの一人、アメリカ出身の愛知県犬山市議のビアンキさんが、地方議員の成り手不足について、「ニューヨーク市だと人口850万人で議員は50人、犬山市だと人口7.5万人で議員は20人。議員1人あたりの人口があまりに差がある。(定数を減らすなど)効率化を考える必要がある」と子育て世代などでは生活できない報酬の現実について日本語で提起をされたのが印象深いですね。


とはいえ、私の隣の席に座っていた元兵庫県議会事務局次長で現町村議長会のNさんによると、定数が10ちょっとの町村議会では既に委員会制度が成り立たなくなっている、と。確かに。

アメリカのシティマネジャー制度の導入など地方議会制度の在り方そのものを抜本的に変える仕組みを作らないと駄目ですし、既に20年前にアメリカでそうした視察をしたことを思い出しますが、全く進展していませんね。

今日の感想で言えば、人口1200万人の東京都議会と人口500人の村議会を地方議会という括りで集めて議論するのは難がありますね。総務省の皆さんも代議制に変わる全有権者が直接参画する町村総会を止めさせたことは知っていますが、あとは手をこまねいていますね。人口減少は止まっていません。悪い傾向も止まっていません。スパイラルですね。

会場には都道府県・市町村の議会議長ら多くの議会幹部が参加されていました。関西広域連合議会で一緒だった鳥取県議会のF副議長ともばったり。

また、法律や行政に関する書籍を広く扱っている学陽書房のM先輩(早大鵬志会の1つ上)にも同じところでばったり。

3人でパシャリ。Rにこの写真で報告すると、私の方がM先輩より年上に見えると娘が言っていると(苦笑)。最近私が老けているという話が多い…。

その後、東京駅。新幹線改札近くで高大関係の国交省の3人の先輩・同級生、出張で偶然東京にいた在阪テレビ局の同級生、早大鵬志会の後輩と懇談。急な呼びかけで2時間だけだったが様々な話が出来た。その後、姫路へ。今回は日帰り出張。播但線最終で帰宅。

昼食は品川アトレで新生党学生塾以来のFさんと。昨日横浜で行われた女性消防奏法全国大会に出場し、その結果をさきほど港区長に報告してきたとか。こうした大会があるのを知らなかった。消防庁の消防大学校のM校長のSNSでも紹介されていた。凄い。