朝起きるとテレビで北海道で地震との情報(震度6強との話だったが、震度7に修正された)。大きな地震。台風21号被害から1日しか間隔があいていない。大いに驚く。今年の夏の災害の多いこと。

地震の名称は北海道胆振(いぶり)東部地震。震源地の厚真(あつま)町。北海道の地理に詳しくない私にはいずれも読めない地名だ。厚真町は新千歳空港から車で40分くらいのところにあるという。北海道名物のハスカップの作付面積が日本一だそうだ。

厚真町では土砂崩れで生き埋めになっている方がいるとの情報も。また、全道で停電しているとのことで、道内の知人らの状況も心配になったが、札幌市内の友人親族や知人ミュージシャン、帯広の先輩らの無事がSNSですぐに確認出来た。個人の安否確認はスマホ・SNSというが本当に便利だ。

まだ被害の全容は明らかではないが、まずは行方不明の方が無事で発見されることを願う。

終日、事務所を基点に諸活動、来客対応など。県立香寺高校のN校長来訪。同高は今年創立70周年を迎えるという。妹や従姉も同高を卒業生。何かのお役に立てれば幸いだ。

9月3日発行の『兵庫ジャーナル』紙に過日の県議会行革特の質疑の模様が取り上げられている。見出しの『甘い税収見通しは危険』というのは私の発言。


私の懸念が杞憂であればいいが、金融政策は日銀の物価上昇率の先送りなど主要な政策誘導目標は達成されておらず、名目成長率は今後もあがらない可能性がある。一方、政府を取り巻く、アベノミクス応援団の発言など過激とも言える反動の多いものが今の段階でまたぞろ出ている(下記リンク参照)。

日銀の片岡審議委員の主張にはさすがに違和感があったので調べると、金融緩和を強く求めるいわゆるリフレ派の民間のエコノミストで昨年夏の国会同意人事により新たに審議委員に就任したらしい。私とあまり年齢も変わらない。

日銀の最高意思決定機関である政策委員会は、総裁、2人の副総裁および6人の審議委員で構成される。これら9人により金融政策決定会合が開かれ、多数決で決定される。

昨年9月、新たに任命された片岡審議委員はその最初の金融政策決定会合で黒田総裁らの金融政策方針について1人だけ反対。新委員になって最初の表決で、1人反対したのは現行法では初めてのことだったという。信念というか胆力というか。これは安倍内閣の提案した人事。強いメッセージということだろう(下記リンク参照)。


成長シナリオ通りの経済成長がなければ税収増も限られ、国のプライマリーバランスの黒字化は目標達成できないが、既に過去何度も先送りしてきた。憲法改正という安倍内閣の唯一無二の政治目標がある中で、少し財政再建を先送りして何の問題があるのかと考えるのが憲法改正との重要度の軽重だろう。財政再建の先送りは現役世代から逆に歓迎されるのが今の日本。

とはいえ、消費税増税の再度の延期は直截的すぎて反動も多いので、増税したとしても実質負担の先送りをすることを考えるのがあと3年での憲法改正という目標達成のための必要な措置と考えて違和感がない。リフレ派はそんなことの応援団ではないが間接的にはそうなっている。経済成長と移民施策、憲法改正問題との関係など複雑である意味で二律背反する課題など非常に興味深い。

いずれにしても、この国は中央集権で地方分権の動きも近年全くなくなった。東京一極集中の是正とか言っているが、政治だけ一極集中して経済だけ分散なんて、形だけ政経分離といっているどこかの国と一緒だ。

関西国際空港が危機に陥ってバックアップ空港の重要性が指摘されているが、東京一極集中はそんなことの比ではない。経済も政治ももう少し別の核を持たせて置くべきだ。関西広域連合の取り組みがなんとか続いているうちに政策転換を図り、国土の危機管理モデルにすればいいと思うがトップにその考えはないだろう。残念だ。

夜、塩ちゃんこ鍋をつくる。一食で2キロも体重が増える…。我慢続けるも水の泡…。

昼食は山田町のコムシコムサで唐揚げハンバーグ定食。