朝6時45分に姫路駅集合。7時出発で岡山県は倉敷市真備町へ災害ボランティアに向かう。
阪神淡路大震災以降大きな災害のボランティアに参加してきた。今回も、2004年秋の豊岡水害のボランティア現場で偶然遭遇した中学時代の担任I先生がこの夏の同級生バーベキューに来れなかった理由が「岡山にボランティアにいくため」というのを聞いて以降、私も負けていられないと思っていた。今日はNPO法人コムサロン21がボランティアバスを出すとの話を聞き、ありがたくご一緒させてもらう。
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車中でコムサロン21の前川理事長からボランティアバス運行の経緯等の説明を受ける。
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県中播磨県民センターの山口県民交流室室長補佐兼県民課長の挨拶(姫路市からも市民活動・ボランティアサポートセンターの佃所長も参加されてましたが前向きに挨拶されたので写真はありません)。今回はボランティアは勿論、その受援体制の構築についての調査の役割もあり自治体関係者の参加もあったようです。
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山陽道を使って中国職業能力開発大学校の敷地を活用した倉敷市災害ボランティアセンターに到着
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多くのボランティアが集まってきてます。
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現地の日赤病院の看護師の方がバスに乗ってこられ、ボランティア活動での注意点やいま体調の優れない人はここでやめる判断をしてほしいという話も。水は2リットル持っていってほしいという。
そこから市内10箇所にも開設されている真備町のボランティアセンターのサテライト(現場拠点)へ。
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土砂崩れあと
堤防が決壊した小田川。普段こんなに穏やかな川が…
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堤防緊急対策箇所
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学校の運動場ががれき置場になっている。
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浸水後いまだに営業していない書店
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どのお家も二階の窓まで全開に。住んでおられる方は避難中でカビ発生防止という。I先生から聞いていた通り予想以上に厳しいですね。
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現場に到着
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現場サテライトの一つ、真備町川辺の艮御前(うしとらおんざき)神社に到着。
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スタッフの方から被災住民からの支援依頼内容や場所の説明を受ける。
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境内の活動器材
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現場出発前になんと準備体操がありました。初めての経験です。ボランティアの形も変化しますね。
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4班に分かれて出発!
徒歩15分で到着。私が作業に入ったお宅も二階で足がつかるまで浸水したそうです。土壁の家なので竹組みの基礎を含めて水で浸かった部分を全部撤去してから再建しなければカビが生えて駄目になる。今日はその撤去のお手伝いしました。
1階天井は全て水に浸かって撤去されています。
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昼休憩時
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昼食は姫路駅前のセブン-イレブンで買ったカツと赤飯の縁起物に加えて好きな明太子おにぎりですね。
昼休憩中に明石在住の方が私に話しかけてきて、県議会のM議長と地元が同じで同じ昭和37年生まれ寅年とか。すると隣におられた男性リーダーが自分も寅年と。見た感じで昭和25年生まれかと思ったら1938年、昭和13年生まれの80歳と!!流石にびっくりしましたね。様々なボランティア活動に取り組んでおられるそうです。参りました。
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朝、サテライトで説明してくれた責任者の方が巡回で現場に。トヨタ自動車からボランティアに来ているそうです。
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気温もさることながら湿度の高さかこれまでにないような汗をかきました。
おうちのご主人とも話をしましたが避難指示が出ても経験がないから皆逃げなかったと。平屋のおうちの方で逃げなかったお年寄り、1階にいたままの人たちが命を落としたとのことでした。津波の来る海沿いの地域でもないのに2階まで浸水する、想定外でなんとも言えないです…。ダムの放流の影響についての話もありましたが私の立場では検証できないので控えます。
40分作業で10分の休憩をとるとか、全体で1日4時間半を上限とするとか昔のボランティアにはなかったシステマティックな仕組みが入ってきていますね。色んな世代の参加があり、体力の差等は考慮されないチームで活動するので、ルールを決めておかないと駄目なんでしょうね。今日は18歳の高校3年生から80歳の方までおられましたからよく理解できます。経験者が決めたルール、ちゃんと従いましょう。私はこれまでもこれからもボランティアでは常に一兵卒で汗をかきたいと思います。
当初2リットルの水がいるとかも大袈裟ではなかったほど暑かったです。作業を終えたあとは倉敷市内の入浴施設で汗を流し(ボランティア割引あり)たあと姫路へ戻りました。
そう言えば、朝、姫路駅でバス3台を連ねて伊勢へ向かうという広峯神社のM総務部長と偶然会いまして、真備町と広峯神社の吉備真備を通じた交流について話を聞きました。被災地で吉備真備駅をみつけ驚きましたが、色んなご縁でこれからも復旧を支援していきたいと思います。
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姫路駅に到着。車内で2時間きっちり寝ました。
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参加された皆さんお疲れ様でした!
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※作業宅の写真は許可を得て撮影しました。