姫路駅から神姫バスで伊丹。成田経由でワシントン州シアトル。兵庫県ワシントン州友好提携55周年記念訪問団の一員として訪米。
式典の前後に兵庫県ワシントン州事務所、県進出企業の訪問や先進施策等の調査などを予定している。
シアトル・タコマ空港に到着後、ワシントン州のカレン・フレーザー55周年準備委員長(前州上院議員)、州港湾局のカーリン担当部長(神戸市勤務経験あり)のお出迎え。車中で歓迎の挨拶を受ける。
その後、エバレット市にあるボーイング社エバリット工場。ワシントン州のシアトルでボーイング氏らが創業したのがボーイング社。現在も同社民間航空機製造部門の本社(全体本社はシカゴ)があり、同社最大の工場という。
民間本社部門
その後、工場へ移動し、幹部から内部を案内してもらいつつ、各種説明を受ける。一部が見られる一般向けの見学コースもあり人気だそうだ。
以降の工場内の撮影は一切禁止。内部では何機もの製造が同時に行われており、驚きの規模。当工場だけで働いている人は4万人。これまで見た工場では突出して最大だ。
世界では同社とフランスのエアバス社でかなりのシェアを締めており、ある意味で寡占状態。大型ジャンボ機から小型化の傾向に進んでおり、日本でも三菱重工がMRJという小型旅客機の開発を進めている。
こちらは開発が遅れており、赤字も嵩んでいると聞くがここは頑張りどころだと思う。というのも製造工程を見ているとどこかアメリカらしい雰囲気。日本では場所の問題はあるだろうが、主要部品の国内調達、安全品質などの観点から十分航空機産業に参入していけると思う。
工場概観
工場隣接のエバリット空港。ボーイング社の飛行場ではなく、エバリット市営だという。ボーイング社の部品の納入貨物機のほか、試験飛行の飛行場としても活用されている。
その後、シアトル市のAmazon・ Spheres(アマゾン・スフィア)。本社ビルに隣接し、植物に囲まれた雰囲気で気分を変えて社員が仕事ができる施設という。社員の紹介があれば外部の観光客でも入ることができる。観光客の中でパソコンを開いて社員の人が、仕事をしている。不思議な光景だ。
店を出てスマホを見ると、お店に入店したことを示す履歴こそあるが請求はない。それが30分後メールが届いて、持ち帰ったもののリストと料金、税金が書いてあった。ビンゴだ。驚いた。
店内にあるカメラが私の行動を監視し、商品を手にとるところや棚に戻すところを判断して店外に持ち出す商品が何かをコンピューターAIが判断して請求しているという。
商品は通常の店舗で売っているものと同じ。特定のタグなどが付いているわけではない。しかし、驚いた。もし請求が間違って多ければカードを通じて返金するという。
日本でも労働者不足で都会ではコンビニの店員の確保に事欠く有り様。外国人店員も増えている。カメラの機能やコンピューターのコストはアマゾンのような巨大企業で一店舗だけだからこそ出来ているものだが将来どうなるか。これが本当にコンビニに広がるなどとなれば凄い時代になる。
隣に新アマゾンビルも建設中。世界で物凄い利益をあげている。こちらも凄い企業だ。