早朝の電話連絡により起きる。親族の容態が悪くなっているので朝から手術を行うとのこと。週末転院となったが、それでも大丈夫だろうと見ていたが、数値もよくならず、腹水まで溜まってきたらしい。

 
心配だが私にできることはないので、あとはRに任せて街頭演説のために姫路駅前。街頭演説場所に到着したとたん、通勤途中の旧知のAさんがおられて『竹内、今日は火曜日やぞ』と一言。月曜と間違えていた…。曜日間違いはよくあるが、混乱していたのか家族も気付かなかった。
 
 
 
 
 
その後、神戸の県庁。県議会文教常任委員会の閉会中調査。実質的な第一回目の委員会ということで、W教育次長から総括的な教育委員会の事務概要についてまず説明を受ける。
 
私からは昨今大きな問題となっている神戸市のいじめメモの隠蔽問題に関連して、神戸市の教育を所管する合議制の執行機関 教育委員会が全く機能せず、市長が直接指揮して再調査することになるなど相変わらず教育委員会制度が機能していないことについて強い懸念があり、県の教育委員会の状況を確認。少なくとも教育委員の出席状況と議事録を確認しておけばその姿勢はわかる。
 
その後、教職員課、高校教育課の所管事務調査。文部科学省の若手キャリア職員の県教委事務局の管理職登用の効用と意味について、行政職の県立高校校長への登用と検証について、教頭の成り手不足の最近の状況、この10年の新行革プランによる教員の給与カット・管理職手当のカットの影響、また今後の行革の方針策定特に給与カットにあたっては教員を除外する必要性について質問。
 
震災の影響を全員で分つと言ってもこれまで一緒だったのが人事給与権の委譲で神戸市に移った人は行革関係なしとか既にバランスを欠いている。また、私学に移籍する人の中で雇用条件、定年や再任用、給与カットも影響を与えているとの話も先日耳にした。教員はまず普通に戻すべきだ。
 
次いで、兵庫県の公立高校の入試制度が中学校の現場や生徒、保護者の間でも詳しく理解出来ている人が少ないこと、第一志望加算点の地域差の根拠、横断的視野で誰もが公平だと分かるような制度への改善などを求めておく。他会派の委員から普通科単位制が実際は一般の普通科高校とほとんど差がないのに、推薦入試枠を使って一般入試前に青田買いしているのではという趣旨の指摘もあった。地域によると思うが、中学校の現場での受け止めはご指摘の通りだと聞いている。早く合格して安心したいという受験生の気持ちは理解できるが数も多いし、特色がないなら本末転倒。鋭い指摘だ。
 
最後に、会派の代表質問でも取り上げた『平成30年度第一回兵庫県教育総合会議』で知事が提起した内容(下記リンク)についての教育委員の受けとめ、簡単に言えば県立高校の普通科特色校の新設について質問。ようやく議論の俎上に上がったという提案を応援すべく質問。私が初めて取り上げたとき、もう8年も前だが当時は敢えて知事に答弁してもらったがけんもほろろだった。兵庫の場合、私学との学費格差が今後も残る。ここは進めるべきだ。
【参考】
 
今日は第一回目。結果的に教育長をはじめ行政職出身の答弁が多かったが管理的な観点で質問、意見しているので当然そうなる。今日は第一回目。これからはもう少しきっちり詰めていきたい。
 
昼食は元町のトンカツ太郎。私なりの験担ぎ。その後、議員団総会。この間の議運、行革特の内容等について協議。10月の川西市長選挙に出馬予定のK県議の今後の方針についての話も。
 
その後、議長応接室。米ワシントン州と兵庫県の姉妹提携55周年事業について説明を受ける。その後、控室に農政環境部のH楽農生活室長、A班長の来訪。
 
その後、姫路へ戻る。手術は約5時間と長くかかったものの無事終了したとのこと。安堵。私は親族とはいえNICUには入れないので話を聞くだけだが、戦前なら間違いなく、私が生まれた頃でも死んでいただろう。医療技術の進歩に助けられた。この分野の医師には本当に頭が下がる。
 
その後、皆で集まり話をする。子どもたちは無邪気だ。それでいい。2018年7月17日。大きな思い出に残る1日だった。感謝。