朝から神戸の予定。播但線の運休は昨日より承知していたが、いつも渋滞なしの頼みの山陽道が通行止めという予想を超える緊急事態に焦る。日本の誇る定時運転高速交通の新幹線を頼りにJR姫路駅へ向かうもあえなく運転見合わせ。ということで山陽電車に。なんと遅れすら発生せず定時運行していてびっくり。2件の重要な面談も予定通り行われる。
 
その後、県庁。高速道路室の播磨臨海地域道路計画の経過報告、関西広域連合議会の委員会変更辞令書の交付など。その後、控室に神戸新聞のI県政キャップ来訪。今朝の朝刊の話も。『偵察出願 不可能に』という記事の一面の扱いには少し驚いたが、これまでの歴代担当者の問題認識が引き継がれていたからだろう。全国紙は取り上げていないようだ。地方報道の先細りの原因は人員削減。これも時代の流れか。
 
たつの市で予定されていた姫新線利用促進・活性化同盟会総会は雨のため中止の連絡。姫新線で来て下さいと案内に書かれていた。止まっているし、災害対応もあり当然の対応だろう。
 
その後、議会事務局のN総務課長が来て、帰宅困難者対策として控室職員に早退勧告。3階フロアは職員は帰宅し、4時の全議員の登庁ランプを見ると私とM県議だけが残っている。
 
県庁周辺の道路はなぜか大渋滞。通行止めや早期帰宅者の影響だろうか。
 
その後、JRは新幹線を含めてまだ止まっていたが、山陽電車は大丈夫だろうと神戸市営地下鉄に乗り込んで板宿へ。山陽電車に乗り換えようとすると、運転見合わせ。須磨近辺の土砂崩れで結果として終日運休に。やばい…。
 
 
そうしていると新幹線が運転再開とのことでまたまた地下鉄で逆方向の新神戸へ。なんと駅の中が広範囲に雨漏り。
 
傘を逆さに広げて対策。ここは先進国かと思うほど凄い光景でした。それほど酷い大雨だったんでしょう。
 
 
券売機に並ぶ行列
 
 
運転再開したとの情報でしたが新大阪からなかなか発車せず、またまた運転見合わせ、神戸泊しかないかなと頭をよぎった頃、岡山行きの新幹線が来てなんとか姫路に帰れました。
 
 
4時間ほど遅れて発車した新幹線。混雑のため指定席車両に乗ってとのアナウンスがあり指定席車両に乗り込みましたが、殆どの席が空いているのに殆どの人が座らない。外国人がみたらWhy?という光景だったでしょうね。これが日本ですね。その後の姫路駅到着後も改札前で文句も言わず律儀に大行列に並んで何かを待つ。感心しました。
 
 
 
そこから姫路市議会03会の会合に遅れて参加。貴重な話の連続。
 
その後も雨が降り続く。自宅からほど近い市川の砥堀水位観測所の数値も避難判断水位に接近したが何とか超えることなく落ち着く。
 
避難勧告発令の目安となる氾濫危険水位まであと3センチのところで下降。基準見直しの効果が出た。従前なら避難勧告となっていたと考えられる。避難勧告に従って家を出ることが逆に危ない場合がある。2階にあがるなど垂直避難のほうが安全となる場合があるということだ。当地にいて垂直避難が可能なら私なら今回は後者と判断する。避難指示であっても然り。実際に多数の死者が出た佐用水害が避難についての認識を改めさせた。無論、山の近くに住んでいる人など場所や事例によって個々に判断すべきもの。行政は法に則って避難勧告や避難指示をする。家に留まれという勧告や指示はない。どちらが正しいのか判断する防災知識を持たなければと思う。
 
しかし、台風でもなく爆弾低気圧でもないのにこれだけ広範囲に大量に雨が降る。想定外のことがおきる。地球温暖化の影響か。過日あるテレビで識者とされる肩書をもった人が地球温暖化は嘘と断言していた。アメリカのトランプ大統領も地球温暖化対策、温室効果ガス削減に向けた動きを非難しているが、それ以外に考えられない。