増位中学校の入学式へ。



来賓控室は図書館。中3の私学受験の統一日にこの部屋で終日過ごしたことを思い出します。

私の中3時代の担任でもある浅井時男校長先生による校訓『至誠』の説明に始まる式辞から来賓祝辞、新入生代表宣誓、職員紹介などが厳かに行われる。



182名の新入生。本当に真面目な感じで私達の時代のイカツイ生徒なんて全くいませんね。おぼこいといったら失礼ですがまさにそんな感じです。


少年愛護の皆さん。担当の人に聞いてもゲームセンターでたむろしたり、タバコを吸っている生徒もほとんどいないとのことです。30年前と何が変わったんでしょうか。


同級生も何人か保護者として出席していました。過日 一緒に花見をした旧姓 Yさんも最前列に陣取り、私が入場のとき竹さんと大きな声で呼ぶので驚きました(笑)。また、FB友達の某女子には足だけでなく、手も怪我してるやんと笑われました…。


情けないことに捻挫が昨晩より悪化し、内出血の場所が拡大するなどしており、またまた足を引きずっての参加となり無様なところを見せましたが、ともかく、ご入学おめでとうございます!!

国会関係の報道を見る。加計学園の問題がぶり返している。愛媛県の課長らが首相官邸に行って、当時の首相秘書官と打ち合わせし、その内容を記したメモ(備忘録)が見つかったという話が今回の端緒。『首相案件』と書かれている。このメモについては愛媛県の中村知事も会見して職員が当時作成したことを認めた。官邸に行ったかどうか、誰とあったとか、どんな話をしたとか、県の課長が嘘をつく必要性は全くない。事実なのだろう。

とはいえ、当時の秘書官のコメントでは記憶の限り会ったことはないと。どちらかが嘘をついている。

この計画自体を総理在任中も何度も食事やゴルフをするなど、学生時代からの腹心の友という加計学園の理事長から直接聞いたことはなく、国家戦略特区諮問会議に出席した昨年1月20日に初めてこの計画を知ったと安倍総理が国会で答弁している。このシナリオを維持する方針が維持されているから2015年4月に総理の指示を受けて愛媛県の担当者と会いましたなんて元秘書官が認められるはずがない。

秘書官が『記憶の限り』などとしているのは、破棄されたとしている官邸の誰と面談するのかなどが記された入館者リストなどが発見された場合に備えているのだろう。

国会よりはるかにきつい身元チェックなどのセキュリティのある官邸に出入りした人のリスト、たった3年前の分を既に廃棄したとか…。凄い力だ。

とはいえ、精緻なシナリオも、今回もどこからか発見された文書のために関係者の国会答弁も含めて全て崩れ去ろうとしている。

自治体の職員は出張すればメモもするだろうし、当然会った相手の名刺も保管しているだろう。出張旅費伝票に面談相手の名刺コピーを添付しなければならない議会や自治体も増えている。

元秘書官が自ら忖度して記憶をなくしているのか、シナリオを指示されてやっているのかはよく分からない。いずれにしろ、全ては加計理事長からの働き掛けは全くないという安倍総理の答弁が、自身を支える官僚にも事実でないことを答弁させてしまうことの端緒になっている。この点では森友学園問題とよく似た構図だ 。

総理とその夫人がそれぞれ直接または間接に学校開設に尽力し、方や成功し、一方は頓挫したという結論。官僚として、国のためだと多少目をつぶっても実現に全力を傾注すべきものだったのか。両者ともそうではあるまい。ただ関わりを断われたか。いや断われなかっただろう。断りは官僚幹部レースからの脱落の選択を意味する。それを阿(おもね)りと言うのは可哀想だ。これだけの大問題だが官僚組織で公然と抵抗したのは前川前文科次官一人だけ。私には偶々その任にいた官僚が巻き込まれただけに映る。

学校の建設という話は既に結論をえた、終わった話になったが、政治的公正や国会の存在意義などについての話は終わっていない。安倍総理夫妻の政治的責任は極めて重いと思うが、このままお咎めなしという結論もあるのだろうか。それ結構怖い。野党から文書などが一切出てきていない。いまの野党は役所の信用がないのだろう。政権の統制は未だに効いていると見える。お咎めなしが十分にあり得る。これだけの話があってそれって本当に怖い。

昼食は312号線沿いの文楽でカレーそば。