健康福祉常任委員会の管内調査(阪神地区)2日目。尼崎市東大物にある尼崎だいもつ病院。社会医療法人 愛仁会が経営している。県立尼崎総合医療センター等との医療連携についての調査。


松森院長のご挨拶並びに事業説明。兵庫医大の県養成医4期生という。

場所や建物は県立尼崎病院・塚口病院の統合・移転前の旧尼崎病院を公募により買収(土地22.4億円、建物12.6億円)。移転前は500床だったが、障害者病床29床を含めて199床の許可病床となっている。当院は急性期ではなく回復期、地域包括ケア病床が中心の病院。外来も1日30人程度と僅かで主に入院対応となっている。三次救急の県立総合尼崎医療センターの後送病院のような位置づけが期待されている。敷地内に介護老健100戸、サ高住60戸を併設している。





県立尼崎総合医療センターAGMCからの転院先データ。尼崎だいもつが第一の後送病院となっているのが数値上も明らか。開院時に市医師会や近隣の病院に何度となく説明に出向いたという話に納得。

その後、県立総合尼崎医療センター。


藤原院長の挨拶と幹部紹介



県立病院で最高の病床利用率という。

西日本一の救急患者数という。



約28億円の一般会計繰入金(高度、先進医療に充当。民間医療機関にはない。当病院の土地は尼崎市から無償貸与)。29年度もこれらを含めて黒字の確保見込み。院長も過去から県立病院の経営改善に力を発揮されてきた方。診療科、規模、患者数の何れをとっても市内ナンバーワンの病院。患者はこうした病院に引きつけられる。県立病院事業全体での赤字からの脱却にもう少し経営数値の上積みをしてほしいと思う。


その後、施設見学。

ダビンチシステムによるロボット手術中。モニターを見ながらの遠隔操作手術。






その後、県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター。所管外だが昼休憩中に訪問。O館長に舞台を案内してもらう。


演じ手の人気も高い劇場

その後、宝塚市にある県阪神北県民局。宝塚・伊丹両健康福祉事務所の所管事務調査。



村上阪神北県民局長の挨拶


高齢化率・介護認定状況・障害者手帳所持率などの状況



生活保護率、民生委員・児童委員の状況

私からは身体障害者手帳所持率が県平均よりかなり低くなっている理由と地域差の原因、猪名川町の生活保護率が低い状況のまま留まっている理由について質問。前者はここでは分からないようだ。後者については高齢世帯が14と過半数を占めているが保護世帯の転出もあり近年世帯数は増えていないとのこと。

その後、神戸市兵庫区の県立健康生活科学研究所。神戸県民センター県民交流室と合わせての調査。




谷口神戸県民センター長の挨拶


施設見学も。


水道の水質検査の説明も。

センターは今春その機能を加古川市神野 神野用地に移す予定。現建物は当面存置される。

その後、県庁へ戻る。陳情対応など。その後、病院局のI企画課長と打合せ。その後、会派のOB、関係者を招いての新年懇親会。