姫路市文化センター小ホールで開催の姫路青年会議所主催『第48回衆議院選挙 公開討論会』。



希望の党の公認候補の方が選挙準備で多忙とのことで欠席されたので、松本たけあきさんと稲村さとるさんの2名が出席して論戦を戦わせていました。主張の違いなどが参加者の皆さんにはっきりとわかったのではないかと思います。

※討論会の写真や動画撮影は禁止のため候補の写真などはありません


こうした討論会の取り組みは有権者の皆さんの政治参加のために極めて重要な取り組み。雨のせいか参加者があまり多くなかったことが残念だ。



メディアの動向を把握するため、朝のテレビのワイドショーをはしご。東京都議会の都民ファーストの会に2都議が離党届を提出したことを大きく取り上げているのはTBSのビビット。

都議選はこのところの国政の大きな動きで随分以前のことのように思うが、実際は3ヶ月前の7月2日に投票が行われたばかり。とはいえ、このような動きは私が7月下旬に講演した際に予想していたので驚くことではない。

下記の眞鍋さんの発言も直接見たが、それに加えて、政党でも何でも大所帯になった際には組織化が必要となるし、それにあわせてルール、規律もいる。これらはきつく言うと統制である。

眞鍋かをり、都民ファースト離党の都議に痛烈「小池さんは最初から、音喜多さんのことなんて」(2017/10/6 15:50 Techinsight)

会社組織の場合、新入社員がメディアに出て会社について自由に発言することはないのでそんな統制はないだろうが、議員の場合、素人の新人でもメディア登場があるし、問題発言があれば個人的発言では済まされない場合がある。

国会議員パスでグリーン車乗り放題などとメディアで自由に発信して大炎上したのが郵政解散でまぐれで通ってしまった杉村太蔵さん。こうしたルール導入の火付け役だ(以降、自民党では新人議員のメディア出演は許可制になった)。これも組織運営上の『統制』の一つである。こうした統制ついていける人かどうか、我慢できるか、それまでの言動等で大体想像がつく。

国会でも地方議会でも多数派の形成が重視される。大所帯での活動に必要な一定の『統制』が肌に合わない、それでも政策実現をしたいという人は、地方議会からはもちろんのこと、日本の議院内閣制では無理なので国会議員は諦めて自治体の首長になるしかないということではないか。

統制の観点で、国政に話を戻すと、現時点の政党では、強い順に共産党、公明党、希望の党、自民党、自由党、社民党、立憲民主党といったところか。イデオロギーとはあまり関係ない。10年くらい前に、自民党を派閥のあり方から『体育会系』、民主党を党内グループのあり方から『サークル系』という向きがあった。また民主党内に限っても小沢グループは体育会と指摘された。

現在の小池代表のもとでの希望の党は都民ファーストの現状や代表選出方法などをとってみてもかなり統制的で昔の民主党とはかなり違う。立憲民主党との分裂で希望の党の民進出身者でも統制に理解を示す人の比率は増えたとは思うが、選挙後どうなるか。

一定の統制なく国政運営をして混乱したのはまだ記憶に新しい。発言は自由だと言って党内批判を自由にやっていれば国民の信用なんてあったものではない。一定の統制を我慢できない人は実際は大政党には向いていない。そういう人だとわかっていても公認するし、大組織に向いていないとわかっていても公認申請する。こんなことを何度も見てきた。これも変わらない。衆院選後、また繰り返されるだろう。

夜、会議。その後、打合せ。その後、知人と夕食懇談。

山田町のコムシコムサで日替り定食