朝の様々なテレビ番組を見る。今週はこれまでのワイドショー向けの話の追加話に加えて安倍改造内閣をめぐる話もある。今日は江崎鐵磨沖縄北方大臣のことが取り沙汰されていた。内閣改造にあたって安倍総理から江崎さんに同担当大臣の打診をしたところ、当初断って、派閥の会長である二階幹事長から叱責されて改めて受けることにしたとの話は既に報道されているが、これによってメディアに注目され、様々な話が加わっている。

 
私が学生時代、衆議院議員会館の奥田敬和事務所に入った時、1993年に初当選されたのが江崎代議士だ。自民党政調会長、総務会長、通産大臣などを歴任された田中派の重鎮 江崎真澄代議士のご子息として永田町デビューされた。初当選は自民党から政治改革を巡って飛び出した小沢一郎代議士や奥田先生らが結成した新生党だった。当選後、お父様である真澄さんから「息子を宜しく頼みます」との直筆の手紙が奥田先生宛に届いていた。いくつになっても父親というものは息子を心配するものだとその手紙の見たことをはっきりと覚えている(届いた手紙を代議士に見せるかどうかは秘書が判断することになっていた)。
 
あれから新進党や保守党など紆余曲折あって最後は二階代議士と共に自民党に戻り、今や大臣となられた。大臣になりたい人の話は聞くが、その職責が重荷だと断る人はまず聞かない。正直な人なのだろう。とはいえ、野党はそこを突いてくる。頑張って頂きたいがさてどうなるだろう。
 
内閣改造の注目株といえば、稲田大臣に代わって就任した小野寺五典防衛大臣だろう。私の先輩の元代議士がある事件に関わったとされ、皆が逃げていく中、食事に誘って励ましてくれた、人情味のある方だとメールマガジンに書いていた。公選法違反事件で公民権停止に追い込まれ失職したことのある人だからこそそうした状況にある人の気持ちがわかるのではないかとも。これだけで人となりがわかる。期待したい。
 
また、個人的には、政界入りする前から知っているある代議士がこの改造で副大臣になった(副大臣は天皇認証官でありその職責は政務官に比べてかなり重い)。彼と初めて会ったのは15年ほど前。私が初めて訪れたアメリカのワシントンだった。彼はシンクタンクかどこかでの研修生だったと記憶している。まさか彼が代議士となって当選を重ね、副大臣になるとは。友人が秘書をしているのでSNSで就任の模様をUPしていたが、これも注目のポジションだ。文句を言わず党の指示などをきっちりこなしているので今回の人事になったのだろうと思う。頑張ってほしい。
 
娘と息子は後輩のYくん一族のあまごのつかみ取りに参加させてもらった。感謝。