早朝のニュース番組を見る。稲田防衛大臣の辞任に加えて、民進党の蓮舫代表の辞任も取り上げられている。都議選の選挙結果を受けての決断という。都議選は7月2日だった。都議選結果を受けたというなら遅きに失しているし、何よりタイミングが悪すぎる。

 

先日の参院予算委員会のTV入り審議の際に質疑に立っている時は、辞任なんて話は全くなかったはず。稲田さんもそうだが、攻めているときの切れ味はすこぶる良かった。

 

台湾との二重国籍だった問題が自らの戸籍を明らかにしても尚党内に不満がくすぶり続け、都議選敗北を理由に辞任に至ったということだろう。党内のガス抜きといっても野田幹事長の辞任では抜けきれず、庇う人もいなくなったということだ。

 

また、二重国籍問題を軽いという人もいるが、実際軽い問題ではない(移民の国オーストラリアでさえ今月、上院議員2人が二重国籍が判明し辞職し、現職閣僚も辞任している)。また知っていた(隠していた)のなら更に問題となるが、いずれにしろ与党やメディア側が追及し、事実を調べられればいずれ明らかになることぐらいは政権を担当した経験があるならわかるはずだ。

 

1990年代の中選挙区時代に、帰化前の国籍を敵陣営の関係者から選挙ポスターにシールで貼られるという事件が東京であった。今回は帰化をオープンにしていたため事案としては異なるがやはりそうした事実関係については国民は無関心ではない。そこを突かれた。

 

内閣支持率が低下し危険水域にあるといっても、受け皿はないという現状。二大政党制からはほど遠い。また女性活躍社会も政界ではまだ道半ば。あとは戦上手の小池都知事か。都議会の新任期もスタートして1週間となるが、都議のメディア出演を許可制にしているらしくメディアを通じた変な話が出ていない。許可制についての批判はあるとはいえ、一定の危機管理が出来ていると言える。

 

午前中に団体の大会2つ。挨拶。

 

昼食は姫路駅改札近くのおらがそばでざるそば。