地方議会と国会との差…

週末に東京都の築地市場の移転問題、豊洲新市場の土地購入問題について都議会の百条委員会が開催された（委員会の土日開催は珍しい）。先週までの当時の市場長ら幹部からこの週末は浜渦副知事、石原知事ら決裁権のある最高幹部と言った具合だ。

在職当時から知られていた話だが、石原知事は週の半分も都庁に出勤しないのだから多くを誰かが差配していないと都の施策は止まってしまう。関係者なら皆わかっていること。

そうした点で今回の証人喚問は注目されたが、週末の中継を見ていると特段新しい話はなかったようだ。今朝のワイドショーでは追及する都議会側にも厳しい批判を加えている番組があった。ネットなどでは更に辛辣な声も多いようだ。

しかし、国会の予算委員会の証人喚問に質問立つようなトップクラスの国会議員と都とはいえ地方議員を比べるのは酷だ。これまで原稿を読んで質問するだけの一方通行が基本の地方議会と、与野党が対立し議員同士で討議もする議院内閣制の国会とは普段の鍛えられ方が全く違う。その分、待遇（国会議員は常勤、地方議員は非常勤）もスタッフも立法補助機能も何から何まで違うが…。本当に能力のある人は国会議員になっていると言っても過言ではない。

政治研修会などでざっくばらんに話す機会があれば国会議員と地方議員のレベルについて、特に上位層では天と地ほど違うと自分を含めて自虐的に説明してきたが、地方議会を生中継して本当に多くの方に見られてしまうとその差がはっきりわかったといことだろう。今回のような証人喚問でも原稿を読んでいるのだから。

終日、事務所を基点に諸活動。夕刻から息子と出掛ける。


昼食は312号線沿いのかな福でカレーうどん。偶然一緒だったNくんから太ったと言われる。ご名答。