自宅を出ようとすると車のフロントガラスに氷紋。


きれいな氷紋は珍しい。今日は寒い。途中の神戸市北区でも少し積雪していた。

神戸の県庁。県議会健康福祉常任委員会の管内調査に出発。神戸市西区は玉津の県立総合リハビリテーションセンター。兵庫県社会福祉事業団が指定管理者として中央病院のほか、福祉のまちづくり研究所などを運営している。


今回は県立福祉のまちづくり研究所、ロボットリハビリテーションセンターを訪問。


浜田委員長の挨拶


陳所長のご挨拶並びにロボットリハビリテーションセンターの概要説明






日本で初めて小児筋電義手の訓練を始めた当施設についての誇りが感じられる。


筋電義手バンクは県ふるさと納税の対象となっている。



小児筋電義手バンクへの応援~子どもたちの“夢・希望”実現のために〜(県HP)※重要

その後、質疑応答。義手のうち8割が装飾義手といって動かないものであり、小児筋電義手となるとまだまだ普及が進んでいない現状と訓練用義手や多額の費用(一つ150万円ほどで子供では使いこなす訓練に2、3年ほどかかるには保険適用がないこと)、その対策として兵庫県が立ち上げた『小児筋電義手バンク』(基金)の現状や県ふるさと納税の対象となっているがその寄附額などについて質問。

ふるさと納税額は26年度2500万円、27年度1000万円、28年度現在1400万円となっていることのほか、福祉事業団の寄附が別に各350、130、150万円あったこと、大金持ちの方というより年金暮らしの方などの寄付も頂いていること、東日本へは東大病院と連携しレンタル制度を導入、九州などにも視野を広げて周知をはかっていこうとしていることなどが説明された。また、ハイテク、ローテクという新旧のテクノロジーを双方使い分けながら利用者にとって利便性の高いロボットを業者と連携しながら作っていくことなども印象に残った。

その後、施設見学。OTが行われている体育館。


あまりに懐かしい風景。亡き父のここでのリハビリ姿を思い出し落涙寸前。


筋電義手を実際に使っている当センタースタッフの方から説明を受ける。


片手だけではウエットティッシュをとることはほぼ出来ないというが、訓練の結果とれる。


筋肉の微妙な動きを


義手側の電極スイッチが捉えてモーターを動かす。凄い!!

足や膝を動かすロボット

センターが業者から借りる年間レンタル料は一台400万円。まだまだ高い。

その他の施設見学も。




懐かしい。

その後、兵庫区夢野町の社会福祉法人 神戸光有会の運営する児童養護施設 夢野こどもホーム。




梶岡施設長からホームの概要説明を受け、質疑応答。

私も様々な施設を訪問しているため、ここだけに限った問題は特に感じないが、やはり、基本的に入所は18歳までということで高校卒業後の居住や進学、独立などの課題がある。


高校卒業後の進学等状況(全国データ)

その後、施設見学。




給食室


中学生以上の個室。小学生は二人部屋。写真はスタッフの方が使っている部屋。


臨床心理士が使う面談室。定番の箱庭がある。虐待を受けた子どもが怖いお母さんと、怒られる子ども。猛獣を持ち出す場合もあるという。


ボールプールにもなる遊戯室。幼児期に包み込まれる体験をしていない子どももいるという。ずっとボールプールに浸かっているような子どももいるそうだ。

その後、神戸県民センターの事務調査。兵庫区荒田町の県健康生活科学研究所 健康科学研究センターにご足労願って開催。




挨拶する水埜県民センター長




神戸市は保健所のある政令市のため、上表の県単独事業の事務を行っているのみとなっている。

その後、県健康生活科学研究所の調査。

前田盛所長の挨拶




所管事務概要の説明後、質疑応答。私からは当センターが平成30年4月供用開始予定で加古川市神野に移転新築されることになっていることから、現在の神戸市から移転することのメリット、デメリット、隣接地の県立加古川医療センターとの連携について質問。

現在の施設は築49年。大阪府市のような県と神戸市の同様施設との機能重複についても所長から説明があったが、それは抜きにしても、県の大規模先行取得用地「神野用地」への移転については、その機能と役割の観点で内部でも当然議論があったと思う。後者の質問は我ながら嫌らしい愚問だ。また、消費生活センター昨日は加古川には移転せず神戸に残るそうだ。

その後、施設見学。


屋上の花粉測定装置