終日、県議会建設常任委員会の姫路市内の管内調査に同行。行程は下表の通り。


まず網干の兵庫西流域下水汚泥広域処理場。




その後、5月竣工予定の八家川の排水機場の工事現場。
















八家川は1/1200(1200メートルで1メートルの高低差しかない)という勾配のなだらかな河川で平成16年には二度にわたり高潮の逆流により住宅被害が出ました。

排水機場とは、高潮の際に海水が川を逆流して川が氾濫しないように水門で堰き止め、川の水はポンプで海側へ流すという設備です。逆流するということは海側の圧力の方が高い訳ですが、それを高圧のポンプで強制的に排水します。

ポンプは1基あたり毎秒7.75トン、2基が供用予定ですので15.5トンを排水します(あと2基を追加することができるスペースを設けています)。

総事業費は37億円。内訳は水門に9億、排水機場に22億、用地買収・設計等に5億円となっています。

その後、北条の中播磨県民センター。建設常任委員会の所管事務について説明を受け、質疑応答。

このあと私が地元議員代表で挨拶。




その後、県管理2級河川 船場川の調節池工事の現場。




























現在、池のできる姫路競馬場の馬場内から増位川と船場川の合流地点(取水口)までの地下導水管シールド工事が行われています。トンネルの全線開通まで残り230~240mだそうです。1日約10m進むとのことですので2月中にはつながります。

過去の雨量からの推計では、2、3年に1回、一次池(導水管口近くの深い池)が満水になり、5、6年に1回、二次池(通常時は多目的グラウンドとして活用を想定)が満水になると想定しているそうです。船場川との水位の関係からこちらの調節池が溢水することはないとのこと。

この事業が完成すると豪雨時に12万㎥の貯水が可能となり、床上床下浸水が170戸も発生した平成16年台風災害クラスでも溢水を防ぐことができます。
平成30年5月の完成が待たれます。姫路競馬の再開はそれ以降となります。

その後、暫定対策を終え、来年度以降、本格的に着手する2級河川 市川の砥堀工区現地へ。飾磨井堰の改修方針説明も。







船場川起点

その後、豊富町の神谷ダム。昨年ダム法面に設置され稼働した太陽光発電の説明も。








課題はダム法面に生える草木。放っておくと大きく育ちパネルをおしあげるという。


終了、私は事務所へ送ってもらう。

事務所にNさん来訪。四方山話。

夕飯後いつの間にか眠ってしまい、気づけば28時半…。まずい…。