神戸の県庁。政務調査会2日目。まず農政環境部①。


新岡農政環境部長のご挨拶

新規要求として都市農業応援事業費500万円、有機野菜生産技術体系確立プロジェクト事業費140万円、緑の青年就業準備給付金事業費3000万円など。他に、但馬牛博物館の神戸ブランチ(分館)として神戸ビーフ館(仮称)の整備検討など。

神戸ビーフは有名で、平成24年のマカオを皮切りに現在世界20の国と地域に輸出している。一位はEU向け、二位は香港向け。しかし、神戸ビーフの具体的な特徴(認証基準)を知らない方も多い。神戸市内で観光客が来やすい場所を既存施設を含めて検討していく。

私からは、今春宍粟市一宮町に開校する兵庫県立森林大学校について確認。20名定員に21名の応募があり、推薦入試7・一般入試13の方が入学予定。半数が高校卒業後の方で、あとは社会人や主婦、大卒後の方なのだそうだ。県外の方が約3分の1、北は埼玉県、南は熊本県の方もいるという。

本県の主要魚種であるイカナゴの餌料生物等を調査し、栄養塩(窒素やリンなど)との関連性を県独自で調査。昔は富栄養化による赤潮が発生するなどしたが、現在は下水や河川が整備され、海がきれいになり、逆に栄養塩が減ってしまっている。その対策として県下の下水処理施設に対して基準内で窒素濃度増の働き掛けを行い、19施設で協力を得ているという。

年末、網干の漁師さんから、近年、穴子やシャコ、タコがとれなくなっていると聞いた。何かが変わって来ている。

次いで、県土整備部①。新規要求としては「(仮)ひょうご基幹道路ネットワーク整備基本計画」策定費900万円、姫路港リニューアル推進費700万円など。

新規ではないが播磨臨海地域道路計画調査費5000万円なども。

私からは県道219号姫路停車場線(下寺町[姫路商工会議所]〜巽橋交差点)の4→2車線化+歩道拡幅、姫路駅方面への右折一車線化に伴う新規の渋滞発生について、複数の近隣住民の方から苦情を聞き、また自分も体験しているので話す。

歩道を拡大する必要性とそのサイズ、通学者、一般歩行者がどのくらいいるか、全てを勘案する必要があった。また、大半が右折車両となる現状についても対応が必要となる。船場川線については以前指摘し、信号時間の調整で対応した。

このほか、JR網干駅西の茶ノ木踏切のバイパス工事の進捗状況についても確認。姫路土木事務所管内で9割、龍野土木事務所で6割の用地買収が終了しているとのこと。このバイパスは渋滞解消の切り札。計画当初では29年度の完成も言われていた。早期完成が望まれるがまだ3年くらいかかりそうだ。

次いで、病院局。昨年度の大赤字から一転、29年度当初予算は、収益的収支で3943万円の黒字を見込む。

私からは県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の統合問題に関連して、新たに設置される地域周産期母子医療センターと姫路赤十字病院の総合母子周産期医療センターの関係等について確認。
次いで教育委員会。29年度中に県立学校普通教室への空調設備の導入を完了する。

新規要求として、プロから学ぶ想像力育成事業費430万円、地域人材を活用した小学校英語教育支援充実事業費1000万円、兵庫県の祭り・行事調査事業費200万円、関西ワールドマスターズゲームズ2021兵庫県実行委員会運営事業費1320万円、日本スポーツマスターズ2017兵庫大会開催事業費4300万円など。

私からは4月以降の神戸市への義務教育における全教育権限の移譲の影響、祭り調査の目的などについて確認。

終了後、姫路に戻り、H日航姫路。連合姫路の新春の集い。


那須議長のご挨拶


岡本中播磨県民センター長から山元幹事に対して兵庫県自治賞の授与が行われる。


記念撮影。このほか、内海姫路市副市長、竹田姫路経営者協会会長の来賓祝辞なども。