事務所。その後、播但線で姫路。H日航姫路。播磨政経懇話会11月例会。今月の講師は皇室ジャーナリストの山下晋司氏。『陛下のお気持ち~生前退位が及ぼす影響』と題する講演。






山下氏は大阪出身。大卒後、宮内庁に事務官として入庁。関西大卒は初でその後にもいないそうです。総務、主計、報道担当として約20年務めた経験を活かし、皇室ジャーナリストとして独立。現在に到っています。生前退位の問題は内閣を中心に有識者らによる議論が行われています。

この話が表に出た当初は方向性に賛同し、進めたらいいと思っていますが、今日改めて専門的な話を聞くとかなり難しい問題ですね。今後、制度の詳細を決めるというのも簡単ではなさそうです。

山下さんは、この生前退位問題の着地点として最も可能性があるのは、何も変わらない可能性(政治の『逃げ切り』と表現)を挙げられました。それだけ詳細には賛否両論があるということで簡単には決められないということでしょうね。有識者のヒアリングでは世論とは全く異なり反対が多数のようです。

また、現在の皇族の状況では、皇族として宮家を継承できる男系皇族がほとんどおられないため、外国との友好、平和、福祉、スポーツ振興などを担っている現在の皇室の役割を果たして行ける人そのものがいなくなる可能性があるということで、このままでは皇室の役割が細ってしまうと言われていました。これも難しい問題ですね。

夕刻、県立高校勤務のTさん、Sさんと懇談会。様々な人間関係、学校経営にかかる諸問題などについて、管理職、現場双方の立場から話を伺う。勉強になる。